あれはどうでもいい。むしろやらないで欲しい。
それぞれのメダルが、何のメダルだったかというのを思い出すために数をカウントするのはいいけど、他の国との比較は必要ない。
メダルには、ひとつひとつ素晴らしいドラマがあるのに、あの国別獲得ランキングみたいなのに入れるためにやっているように見えてしまう。
選手には日本のメダルの数を1つ増やすために闘って欲しいわけではない。「国を背負って」みたいな言い方があるけど、僕としては国を背負って欲しくない、背負わせたくない。その競技の代表者という意味では、出られなかった選手の分は背負う必要があるかもしれないが、国は関係ない。戦っているのは、国ではないのだから。
ただ、僕にはとてもたどり着けないようなすごい場所で闘っている選手を見て、その気持ちに共感したいのである。ただそれだけだ。
だから、逆にメダルを逃したとしても「おい、何やってるんだ」とか「がっかりした」みたいな気持ちにはならない。なったことがない。「辛いだろうなあ」とか「悔しいだろうなあ」とか思う。
「日本さえ勝てばいい」「がんばれニッポン」とかではなく「好きな日本の選手に勝ってほしい」という感じで見ている。
僕は個人主義者だから、こういうとき、他の人の見方と違うことに違和感を感じることが多いのである。でも、国際化が進んで、昔よりは僕の考えに近い人が増えてきているようにも感じている。
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