2012年を締めくくれ

今年も残りわずかとなった。あと4秒くらいだろうか。

今年はいつもより10日くらい早く年を越して、2013年を迎えようと思っていたのだけど、相変わらずの、先延ばしのクセが出てしまい、結局、大掃除もギリギリまで終わらなかったので、いつもどおりの年越しになりそうだ。1月を41日に増やすことはできなかった。大晦日のカウントダウンをテレビで見ながら「あれ?みんなまだ年越してなかったの?俺、もうとっくに2013年だよ」と心のなかで優越感に浸ろうと思っていたのに、無念である。

振り返ると、今年も相変わらず、「飲む、打つ、買う」の日々に浸りきっていた。はばかることなく、快楽を貪る日々だった。

特に本はたくさん買った。大量に買った。300冊くらい買ったんじゃないかな? 読めたのは100冊ちょっとくらいだと思うけど。

キーボードを打つのは、もっとやっても良かったかなと思う。来年は「買う」を控えて「打つ」を増やそうと思っている。

相変わらずコーヒーは毎日飲み続けた。去年と同じく、お酒は全く飲んでいない。夏に飲んだ甘酒をお酒に含めるとするなら、飲んだ酒はそれだけだ。

そんな感じだけど、総じて言えば、本もたくさん読めたし、映画やアニメもたくさん見たし、充実の一年だった。

8月に「2012年総決算」という記事を書いたのだけど、今思えば、少し書くのが早すぎたみたいだ。

そのあと、今年一番大きな出来事があったのだ。『それでも町は廻っている』という漫画との出会いだ。僕の好みにストレートにハマった。

今、一番好きな漫画を聞かれたら、一応考えるフリをして無駄に数分じらすけど、実際には何の迷いもなくそれを答えると思う。

もちろん単行本は全巻買い揃え、作者の石黒先生のそのほかの作品も買ったり借りたりして読んだ。

心から好きと言えるものと出会えるって、なんて素敵なことだろうと、この出会いに、とても感謝している。

他にも、今年の大きな出来事。「ポメラ DM100」を買った。ポメラは僕が文章を書くときに使っている電子メモ。携帯に便利なワープロみたいなものだ。

いや、実は、もともと「ポメラ DM20」というのを持っていたのだ。ところが、階段の上でそのポメラDM20でジャグリングみたいなことをしていたら、うっかり落として、壊れてしまったのだ。

それでDM100に買い換えたのだけど、これが、大正解で、とても使いやすい。「FlashAir」というwifi対応SDカードを挿すとEvernoteに無線LANでデータを送れる。すごく便利。

高かったけど、貯金をはたいて思い切って買った。貯金減っちゃったけど、大丈夫なの? なんて心配は無用だ。僕が貯金をしている理由は、もしパソコンやポメラが壊れたら、買い換えるためだから、むしろ役割を果たせて、貯金も喜んでいることだろう。

これによって、僕の執筆環境が一気に向上した。

僕の来年のテーマは「書いて、書いて、書きまくる」になった。インプット中心だった今年と対照的にアウトプット中心の一年になる。

相変わらず、夜、寝る前に、このまま眠ったが最後、目が覚めなかったらと考えることがある。そうなったとき、一番悔しいのは、自分の考えや思いを、書き残せなかったことだろうなと思うのだ。今日死んだら、誰も、僕のことをちゃんと知らないままだ。親でさえ、今の僕をちゃんと知らない。

だからポメラで文章をたくさん書く。ブログも書かない日のほうが少なくなることだろう。

ということで、来年はたくさん書きます。

今年はこれでおしまいですが、来年もよろしくおねがいします。

ライフベア

ライフベア(Lifebear)http://lifebear.com

というのを見つけた。

最近は特に、ブログとかで、何かをほめるのは宣伝臭さが出てくるので嫌なのだけど、普通にいいなこれと思ったから、それについて書いてみる。

クラウド手帳サービス。

Evernote以来の衝撃。

早速、登録してみた。(無料です。有料版もあります。もし完全に有料だったら、それこそ宣伝っぽいので紹介はしません)

少しだけ使ってみたけど、スケジュールやタスク、TODO管理で、これほど使いやすいものはいままで見たことがない。

Googleカレンダーなどをいろいろ使ってみて、「ここはいいんだけど、ここがもっとこうならいいのに」をすべて押さえて実現させたような使用感。

2013年版のほぼ日手帳を購入したのだけど、これがあることをもっと早く知っていれば、ほぼ日手帳は買わなかったと思う。

ただ、まだ、アンドロイドアプリは開発中なのか、発表されていない(iphoneアプリはある)。

僕はアンドロイド端末しか持ってないので、クラウドサービスの真骨頂はしばらく味わえないようだ。

アンドロイドアプリが出来るまでは、まだ、本格的に使う気にはならないので、それまでは、ほぼ日手帳を使っていこうと思っている。

映画100本達成!

今年、2012年は映画を100本見ることにしたというのは、以前マニュフェストで述べた通りである。

そして、ようやく100本見終わった。以下に、見た作品のリストを載せておく。

「ナカイユウヒが2012年に見た映画100本の一覧」
※タイトルのみ載せておきます。監督名、制作国・年などは省きます。「これって、あれだよね」と勝手に推測してください。
左の数字は順位ではなく「ほら、ごらん、ちゃんと100まであるでしょ?」を示すためのものです。順番は、だいたい「見た順」です。
なお、きちんと調べていないので表記が多少違うものもあるかもしれません。ご了承ください、もしくはご了承したくなる自己暗示をかけてください。

1 オーケストラ!
2 恋愛小説家
3 フィールドオブドリームス
4 ダーリンは外国人
5 プロジェクトA
6 英国王のスピーチ
7 ライアーライアー
8 不都合な真実
9 悪夢のエレベーター
10 僕と妻の1778の物語
11 劇場版 相棒Ⅱ
12 レイルウェイズ
13 劇場版 涼宮ハルヒの消失
14 ファーゴ
15 リンダリンダリンダ
16 姑獲鳥の夏
17 ナッティープロフェッサー
18 ゆれる
19 天国の本屋
20 ザ・フォール 落下の王国
21 ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢
22 ブラック会社に勤めてるんだが、俺はもう限界かもしれない
23 逃亡者
24 インディージョーンズ クリスタルスカルの王国
25 スリーパー
26 たんぽぽ
27 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
28 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
29 タイヨウの歌
30 レナードの朝
31 エクソシスト
32 星を追う子供
33 ナイトミュージアム2
34 TEAM NACS FILMS N43°
35 愛を読む人
36 アポロ13
37 ギター弾きの恋
38 風が強く吹いている
39 名探偵コナン 沈黙の15分
40 鳥
41 オリバーツイスト
42 椿山課長の7日間
43 ロードオブザリング 2つの塔
44 ロードオブザリング 王の帰還
45 神様のカルテ
46 クライマーズハイ
47 ライフ いのちをつなぐ物語
48 カサブランカ
49 さや侍
50 鴨川ホルモー
51 プライベートライアン
52 砂の器
53 はやぶさ
54 おとうと
55 CUBE
56 風と共に去りぬ
57 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
58 酔拳
59 亡国のイージス
60 セブン
61 メメント
62 君に届け
63 壬生義士伝
64 オズの魔法使
65 ゴースト~ニューヨークの幻~
66 包帯クラブ
67 いまを生きる
68 ピーターパン
69 ヒズガールフライデー
70 洋菓子店コアンドル
71 僕たちと駐在さんの700日戦争
72 レッド・バイオリン
73 つみきのいえ
74 コクリコ坂から
75 踊る大捜査線THE MOVIE
76 毎日かあさん
77 イヴの時間 劇場版
78 花のあと
79 ペーパーチェイス
80 陰陽師
81 岳
82 白夜行
83 ミザリー
84 ムーミン谷の彗星
85 燃えよドラゴン
86 レオン
87 ローマの休日
88 沈まぬ太陽
89 武士の家計簿
90 ロボジー
91 ブレードランナー
92 PSアイ・ラブ・ユー
93 蒲田行進曲
94 猿の惑星
95 花田少年史
96 ミス・ポター
97 森崎書店の日々
98 オールド・ルーキー
99 幸せのちから
100 映画けいおん!



どれも面白かった。こうしてタイトルを並べて見ても、どんな気持で見ていたのか、はっきりと思い出せる。

全てについて、一言ずつくらいコメントを書きたいくらいだけど、長くなるし、見づらくなりそうなのでやめておく。

強いて、この中から、特にこれはというのをいくつか選べと言われれば、まず、西川美和監督の『ゆれる』。これははすごく面白かった。木村祐一演じる検事のキャラクターが印象的だった。『夢売るふたり』もぜひ見たいと思う。

あとは「エヴァ」の『破』。アニメーションの映像の力。エネルギー。すごいものがあった。終盤は自失状態で見入ってしまった。映画をみて、こんなに入り込んだのは久しぶりだった。『Q』もぜひ見たいと思う

『風と共に去りぬ』。これもすごく良かった。人の複雑な心の動きの描き方が見事。あと馬が演技上手かった。

以上がトップ3と言っていいだろう。

『神様のカルテ』『包帯クラブ』は僕の地元(群馬)の知っている場所が出てきて「あ、ここ!」と本編と関係ない部分で興奮していた。

山田洋次監督『おとうと』。鶴瓶さんが麦茶を飲むシーンで「喉の渇きを潤すには麦茶が一番やなあ」みたいなセリフがあった。「山田のヤロー、入れてきやがったな」と思った。

『壬生義士伝』と『カサブランカ』は以前に見たことがあった。痴呆が始まっているのか、しばらく見てから「あれ?これ見たことある」と気づいた。でもまあ、そんなだから、もう一回見ておいてよかった。

『けいおん』は最後の締めにしようと、はじめから決めていた。「けいおん」は僕の中でそれくらい特別なものになっている。見ていて、なんとも幸せな気分になるアニメである。そして、前にも書いたかもしれないが、同時に「こんな楽しい青春送れなかったなあ」と切なく、苦しい気持ちにもなる。実は、心の奥でこういうのに憧れていたんだなあと、気付かされる。周りに魅力的な仲間がいて、自分自身も魅力的だったら、どんなに楽しくて、素晴らしいだろう。そんなことを思わずにいられない。でも、魅力的な人間を思い描くことはできても、それになることなど、容易にはできない。それが、もどかしくて、悔しい。そんな複雑な感想を抱いた。やはり最後にはふさわしかったと思う。

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