ひねりのむずかしさ

レベルの高い体操の技の映像とか見てると、何をやってるのかわからない。

リ・ジョンソン(2回宙返り3回ひねり)。いっぱいグルグル回ってるなあと思う。何回ひねってるとか、速すぎて見極められない。よくできるなあと思う。

この「ひねり」というのがくせ者で、宙返りにひねりが加わると、3次元になる。

普通の宙返りだけなら2次元、スケートのジャンプみたいなひねりだけなら2次元、でもこれが同時に行われると、2+2で3次元。

この3次元の動きに頭がついていかない。

僕もトランポリンで後方伸身宙返り1回ひねりに挑戦したことがあるけど、まったくイメージができない。

半分ひねりならできるのだ。着地する直前に半分ひねればいいだけだから。

一回ひねりとなると、宙返りをやりながらひねるという具合に、2つを同時にやらねばならず、それがパニックを引き起こす。

頭が下に来た段階で半分ひねればいいのだろうか? そうなると体の向き的には、さっきまで後ろだと思っていた方向が前になるわけで、後半は前に回るような感覚になるということなのだろうか? 上下が逆になって、前後も逆になるけど重力は変わらないの?

そんなことを考えるとわけがわからなくなる。

そのあたりが僕の認知能力の壁なのだろうか。それがすんなりわかる人が天才なのだろうか。

逆に訳がわからないままでも、勢いでできるようになると、イメージ能力もついてくるようになるのだろうか?

僕はそこまでいかなかったから、わからないままである。

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