本の感想:『Story Seller』

読書キャンプで読んだ本の感想

Story Seller




これ、面白かった。

なんか、いろいろな作家さんの書いた、やや長めの短編を集めたアンソロジー。

どれを読んでも面白い。

たぶんブックオフの100円コーナーとかでも買えるんじゃないかな?

いまさらだけど、読む本に迷った人にはおすすめの1冊。



僕はほとんど小説を読まないので、初めて読む作家さんばかりだったけど、みんな面白かった。

収録されているのは

  • 『首折り男の周辺』 伊坂幸太郎
  • 『プロトンの中の孤独』 近藤史恵
  • 『ストーリー・セラー』 有川浩
  • 『玉野五十鈴の誉れ』 米澤穂信
  • 『333のテッペン』 佐藤友哉
  • 『光の箱』 道尾秀介
  • 『ここじゃない場所』 本多孝好


特に好きだったものとか、よかったものを挙げたいけど、それが難しい。

まず、読んだあとの「後に引く」感じとか「心に残る」感じが強かったのが有川浩さんの『ストーリー・セラー』と米澤穂信さんの『玉野五十鈴の誉れ』。この二つは一生忘れられないだろうと思う。この中で特に印象に残っている2作。

佐藤友哉さんと本多孝好さんは初めて読むけど、ユーモアを感じるタイプ。特に本多孝好さんの主人公の妄想が面白かった。

近藤史恵さんも初めて読むけど、本を読んでいる感じが全くしない。すっと頭に入ってきて、絵が浮かんで、映画を見ているような気分。とにかく読みやすい。それに一番驚いた。たぶん、この人の小説なら、いくらでも苦痛なく読める。

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