僕も物書きの端くれ。たくさんの文章を書いてきたし、これからも書くだろう。
それらをいかに管理するか。
昔は、Windowsのフォルダでやるしかなかった。フォルダの中にフォルダを入れて何層にもして、整頓するのだ。手間のかかる方法だった。気付いたら日が暮れている。
あるときEvernoteが出てきた。書いたものは自動で保存され、なんでもかんでも放り込んでおけば、あとで必要なときに検索して取り出せますよと。
そりゃあ、楽でいい。あのフォルダ管理から解放される。僕は飛びついた。
ただ、Evernoteは、僕にはちょっと手に負えない代物だった。
書いたものが、どんどん、どんどんたまってきたとき、どうなるか。ごちゃごちゃになってワケがわからなくなる。
だから、同じことを何度も書いてはEvernoteに放り込むの繰り返しである。気付いたら日が暮れている。そういうことが、僕には多分にストレスだった。
もっと自分の思い通りに、自分の書いたものを整理できるツールはないものか。
僕が欲しいのは例えば、「nami2000」とか「NanaTerry」みたいなアウトラインプロセッサだ。
これらは、Evernoteが出る前に使っていたWindowsソフトだ。Windowsのフォルダを使うよりも、すっと簡単に階層管理ができる。自分の思い通りに整理できて、とても使いやすい。
こういうやつの、クラウドサービスがあればいい。Evernoteにある、自動保存、端末間同期などの、クラウドサービスのいいところを持ち合わせた「nami2000」があれば最高だ。
そうなると、最有力候補は、クラウドアウトライナーの代表選手、「WorkFlowy」だ。
「nami2000」や「NanaTerry」とはだいぶ感じが違うが、同じような使い方は出来るはずだ。
WorkFlowyはいままでもずっと使ってきたツールの一つだけど、イマイチ使いこなせていなかった。
シンプルであるが故の味気なさ、無機質感。さらに、無料版だと作れるトピック数(ページ数)に、250という制限がある。そこが気になって、どうも使いづらい。
でも、実際どうだろう。本当にWorkFlowyが使いにくいから使っていなかったのだろうか?
物書きとして、WorkFlowyの原稿用紙としてのポテンシャルの高さに気付いていながら、そういうことを言い訳に、きちんと向き合ってこなかったんじゃないか。
新ポメラ発売が発表され、原稿用紙問題に直面した今、改めて、WorkFlowyと向き合ってみようじゃないか。
そして、おととい、昨日と、読書そっちのけで、WorkFlowyの勉強をしていた。ちょっと調べてみれば、達人たちが教えてくれているではないか。WorkFlowyの使い方やカスタマイズの仕方を。
まだ勉強中だけど、今の段階で再び結論を言おう。これはすごい。
僕の中で、全てのテキストエディターはWorkFlowyの前では過去のものである。
今は、文章を書く全ての人に、WorkFlowyをおすすめしたい気持ちでいっぱいだ。
明日はその話をしよう。
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