金曜ロードショーのジブリ映画くらいの頻度で見ている。
多少ディテールが変わることはあるけど、大体同じシチュエーション。
僕がいつも見るのは、明日演奏会の本番なのに、全然練習してないというやつだ。
僕は、学生時代管弦楽団に所属していて、バイオリン奏者だった。だから、演奏会に向けて一生懸命練習したりしていた。
ところが、明日いよいよ本番だというのに、僕だけ練習を全くしていないのだ。
初見で弾けるわけがないじゃん。今から練習しても間に合わない。うわーどうしよう。僕だけ外してもらおう。
――こういう夢って、けっこうあるあるなのかな。
演奏に限らず、舞台に立つような人は、同じ夢にうなされているのではないか。
今度どこかで演奏家の人とか、俳優さんとかに会ったら聞いてみようかな。「わかるわかる。そういう夢よく見るし、夢じゃなかったこともある」とか言ってくれたら僕もなんか安心できると思う。
――それとも、そんな夢見るの僕だけか?
僕がそんな夢をみるのは、次の演奏会が決まっていたのに、映画作りがやりたくなって、幹部学年という責任ある地位にも関わらず楽団を辞めると言って、団員たちからの非難の中、後ろ足で砂をかけるように抜け出してきたことと無縁ではない気がする。
目が覚めてから、あれから既に10年以上の時が経ち、演奏会に出る必要も、バイオリンの練習をする必要もないことを思い出す。
こんな夢はもう見たくないんだけど、見なくなる方法とかないものかな?
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