A:日によって5時間だったり11時間だったりとぶれることもありますが、平均すると8時間くらいです。
なるべく同じ時間に寝て起きて、生活リズムを整えたいものですが、うまくいかないことが多いです。夜は寝たくないし、朝は起きたくないのものです。
前は、ちゃんと朝起きられず、寝てばかりで、時間を無駄にしてばかりの自分が嫌で仕方なかったですが、最近はちょっと変わりました。寝坊しても、「疲れてたんだな、仕方ない」とあまり気にしないようになりました。
一日何時間くらい寝るのが理想なのか、色々と議論されていますが、そんなのは体力とか、疲れ具合とかによって違うので一概には言えないだろうとこの頃の僕は考えています。
自分にとって、必要な分だけとればいい。何時間だから長いとか、短いとか、そんな数字によって決まるものではないだろうと。
まあ、一応、何かの研究では、一番健康的で死亡率が少ないのは7時間だということらしいですので、僕も7時間を目安にしています。
睡眠時間は短くできるなら短い方がいいと考える人も多いですが、僕の場合、寝不足になると、胃の調子が明らかに悪くなり、「おええ、おえええ」とえずいてばかりになるので、なるべくしっかり睡眠は取ります。あの感じはなるべくなら味わいたくないものです。
睡眠時間と人物のパーソナリティの相関性についての研究では、睡眠時間の短い人は、活動的で活発で仕事のできるタイプが多く、長い人はクリエイティブで穏やかなタイプが多いそうです。確かに、長い睡眠時間は豊かな想像力を育むように思います。寝ている時に夢をたくさん見て、目がさめても布団の中で夢想的なことをとりとめなく考えてしまう感じは、現実世界から超越した発想をもたらしそうです。
自分一人を考えても、睡眠時間が短い日は活動的に動いて刺激を得ないと、調子が上がらない感じがします。逆に、たくさん寝た日は穏やかな気分になります。睡眠時間が先か、パーソナリティが先かはともかく、その統計は納得できますね。
アインシュタインの睡眠時間は10時間だったという話を聞いたことがあります。アインシュタインの場合、頭の中で宇宙のことや、相対性理論のことを考えていたわけですが、これはかなり、現実離れした想像力が必要で、頭の深いところに潜るように考えなければ、難しい仕事です。こういう頭の使い方は、睡眠不足の状態ではまず無理です。
エジソンは3時間睡眠だったと言われていますが、エジソンの活動は、実験の繰り返しで、長く燃えるフィラメントを探す作業とかだったわけだから、多少睡眠不足で頭の調子が悪い時でもできたのだろうと思われます(よく知らないので勝手な思い込みかもしれませんが)。ひらめきを信じて、一日でも早く発明を完成させようという情熱が、睡眠時間を削っての実験に駆り立てたのでしょう。
「1%のひらめきと99%の汗」という表現は、「いったん何かをひらめいたら、あとは何も考えずにひたすらやるだけ」というエジソンの実感のこもった言葉だと思います。
まあ、何が言いたいかというと、アインシュタインやエジソンは彼らにとって適切な時間の睡眠をとっていたのだということです。
アインシュタインに「3時間睡眠にすれば、その分、もっとたくさんの物理的理論を考えることができるよ」などと言っても、ナンセンス。むしろ何も考えられなくなる可能性が高いように思えます。
適切な睡眠時間とは、自分の活動内容、体力、体質、その日の過ごし方などによって、総合的に決まる、あるいは決める極めてパーソナルなものであって、人との比較や、人の意見、一般論などは参考程度にしておくべきものです。
「あの人は4時間睡眠で頑張っているから自分もできるはず」などと高をくくるべきではありません。その人とは、体質も基礎体力も生活習慣も違うのです。その人が仮に「俺はお前よりこんなに頑張ってる、すげーだろ」みたいな態度をとったとしても、張り合ってはいけないのです。人と張り合うこと自体無意味だと僕は思いますが、どうしても張り合うなら、起きている時間の質を極限まで高める方を目指せばいいと思います。
もっとも、人と自分は違うからと言って、自分のとるべき睡眠時間は生まれつき決まっていて、変えられないものだとも思えません。少しくらいの無理ならそのうち慣れてくることもあるでしょう。持久力が増えて疲れにくくなれば、短い睡眠時間でも疲れから回復するようになるでしょう。
睡眠に関しては色々研究しましたが、可変的で複雑な要素が絡み合っていて、はっきりしたことはわからないということがわかりました。だからこそ、大雑把でも大丈夫だということも。
寝られなくても、寝すぎても、「まあ、そういうこともあるさ、あとは体が勝手にうまいことやってくれるだろう」とあまり気にしないようにすることが、結果的に健康で幸福な生活に繋がるものだと思います。
その上で、自分に適した睡眠のリズムなどを自分自身で、探っていけばいいのだと思います。日記帳やスマホアプリなどで睡眠の記録をつけて、傾向を探ることをおすすめします。
僕もまだまだ探査中です。
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