甲子園

少し時間は経ってしまったが、今年の甲子園、前橋育英高校が初出場、初優勝を飾った。

僕は群馬県出身で、前橋育英高校はすべり止めで受験している学校だ。

僕の準母校の優勝はとても嬉しい出来事だった。

準々決勝の、常総学院戦はすごかった。こんな面白い試合はめったに見られない。

常総の飯田投手と前橋育英高橋光成投手の投げ合いは後の世まで語り草となりそうだ。特に、お互いに2アウト満塁でフルカウントの緊迫した場面を三振で凌ぐ場面。飯田投手は変化球で空振り三振を奪い、次の回、高橋光成投手はストレートで見逃し三振を奪った。あの場面、高橋光成投手も空振りを狙った落ちる球で勝負かなとも思えたが、そこを渾身のストレート、145キロ。その駆け引き、そして、外角へのコントロール。見事すぎる。緊張が一気に解き放たれて、思わず笑ってしまった。

甲子園においては、負けている方のチームが9回にランナーを出すパターンが多い。たぶん、テレビ的な盛り上がりとかを考えてのことだろう。この試合の前橋育英も9回2アウトからエラーでランナーが出る。そこから同点に追いつき、最終的にサヨナラ勝ち。すごいドラマだった。

今年の甲子園は、面白かった。

他に甲子園を見て考えたことは「打てよ打てよホームランお前が打たなきゃ誰が打つ」っていう応援は、自分以外のチームメイトが、バレンティン、ブランコ、中田翔、阿部、イ・デホ、坂本、村田、おかわりくんみたいなメンバー(DHあり)だったら、微妙だなってことくらいかな。

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