iPhoneアプリで人気のあるSimpleDietというのを使ってみる。体重を記録するアプリである。
僕は痩せているので、現在の体重より5キロくらい増やしたいと思っていて、5キロ上に目標体重を設定してみた。
ところが、このアプリのキャラクターのくまが、せっかく体重が増えたのに冷や汗を流しながら、「前回より0.4kg増えました」と、全く喜んでくれない。目標に近づいているのに。
むしろ、体重が減るとにこにこ喜ぶのである。
痩せたい人用のアプリなんだから仕方ないだろと言ってしまえばそうなんだけど、このくまのヤローはとにかく体重は少なきゃ少ないほどいいと思っていやがる。くまのくせに。お前、そこそこ体脂肪ないと冬とかのりきれないやつだろ。
試しに、体重が15キロになりましたと嘘の報告をしてみた。さすがに体重が15キロになれば、どうしたのかと心配してくれるはずだろう。ところが、このくまときたら、案の定にこにこしながら「2分前より40キロ減りました」と呑気に喜んでいる。「いい感じです!目標体重以下です」だって。
別のアプリを探そう。うん。
世の中、痩せている人のためには出来ていない。痩せたい人のための本は溢れているのに、太りたい人のための本はほとんど出ていないし、体力トレーニングの本などを読んでも、痩せている人が、どうすれば体重を増やせるのかについて書かれていることは少ない。
そしてどこかのおばちゃんに「細いねえ、私の肉をあげたいよ」などと言われるのだ。まったく、今のこの飽食の世の中、少数派の痩せている人には受難の時代である。
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