A:今は霊的なモノは一切信じていないのですが、小さい頃はそいつらがいて、不思議に恐怖を与えてくれました。
小学校6年生くらいのとき、夜寝ていたら、そいつは来ました。
寝るときは「ちっちゃい電気」(豆電球)をいつも付けていたので、部屋は薄暗いながも、様子の見える状態です。
その部屋に、白い仮面をかぶった黒いマントの男が、部屋のカーテンの裏から現れたのです。
そいつは部屋に貼られたポスターの中に吸い込まれるように入って、ポーズをとったり、僕の上に乗っかったり、好き勝手な振る舞いをしていました。
僕はといえば、体はほとんど動かないし、声は出せたけど、しゃがれたような弱い声しか出せませんでした。金縛りです。
それから、そいつはカーテンの裏から、表情の読みとれない仮面の顔だけを出した状態で、しばらくこちらを見ていましたが、やがて消えていきました。
消え去った瞬間、目が覚めて動けるようになりました。
助かったのか?
それとも、また来るのか?
強烈な恐怖の余韻を残したまま、その日は寝ました。
何だったんでしょう。
今思えば、普通にただの夢だったのかもしれません。金縛りというものがあることは知っていたし、部屋もいつも見ている部屋だから、自分の部屋で金縛りにあう夢を見ても不思議はないです。
あるいは実際に金縛りにあっていて、半分眠り、半分起きた状態で、眠りながらも開いた目で見えているものと、夢が連動してそんなモノが見えたのかもしれません。
まあ、どっちでもいいのです。どっちにしても、自分の頭が作り出したものだと思います。
霊的なものを信じていないので、いわゆる心霊スポットがまったく怖くありません。
多分、平気な顔で、どんどんトンネルでも廃屋でも何でも、入っていけると思います。
でも、そこが熊が出る場所とか、不審者がよくいる場所なら、その意味で怖いですけど。
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