A:年収なんて数えたことないですけど、世間的には下のほうでしょう。
でも、自分では、分不相応なお金持ちだと思っています。
僕は、子供の頃、将来は漫画家になるのだと思っていました。
それは、きっと険しい道に違いないと思っていました。
ゴッホでさえ、絵が売れずに貧しい暮らしをしていたのです。僕も、きっと貧しい暮らしを余儀なくされることだろう。
芸術の道に進むということは、そういうことだということ、そして、自分の中に、芸術の血が流れているっぽいことに気づいていたことから、なんとなく、導き出された将来図でした。
下積み時代は、裸電球の、電車が通ると立て付けの悪いサッシのマドがガタガタ音を立てるようなボロいアパートで、水を飲んで飢えをしのぎ、その日を乗り切りながら勉強する。そんな暮らしが待っているかもしれない。
でも、そうやって、一流の漫画家さんたちはみんな、トキワ荘とかを卒業して今の地位を掴んだんだし、僕もそうやって、頑張っていこうと、幼い頃から、その覚悟を固めていました。
そういうところから這い上がっての成功みたいなことに、憧れすらあったのかもしれません。
ところが現在の僕の暮らしは、アパートも、ちゃんと屋根があるし、雨漏りもしない。
衣食住事足りて、テレビがある。パソコンすらある。iPadminiなんてものまである。
予想外の裕福な暮らしです。拍子抜けしてしまいます。
アマゾンで欲しい本がすぐ手に入るし、インターネットで情報も得られるし、とても幸せです。
結局、お金のことを考えずに、お金の心配をせずに、暮らせるのが一番幸せだと思っています。今の段階でも、それほど心配はしていません。
理想の年収ですが、多分400万もいりません。それ以上あっても、使い道がないので、全部寄付するつもりです。
いや、今はそれ以上ないから、びた一文、人にはやりませんけどね。
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