袋のままレンジで温められる肉じゃが

コンビニで買える肉じゃが。

以前は普通の袋だったけど、最近、袋のままレンジで温められるようになった。


最初は「ほう、それは便利」と思ったのだけど、実際利用してみようとしたら、いろいろ思うことがあった。

レンジに入らない

僕の使っているレンジの高さでは、袋を立ててレンジに入れることが出来ない。

レンジのお部屋の天井部分に袋の上の方が当たってしまう。

ちょうど長身の外国人が観光地の天井の低い忍者屋敷に入ったときのような感じになっている。

スイッチを入れると、天井に頭がくっついたまま足場が回るから、そのままボテッと倒れてしまう。

「ナニコノカラクリ? アブナイヨ! ホワイジャパニーズピーポー!」とか言ってるのだと思う。

上の方で折り曲げると、天井に当たらなくなる。でも、折り曲げると蒸気が上手く抜けないから相当危ないだろう。

寝かせて入れても、今度は汁が蒸気を抜く穴を埋めてしまうからダメだろう。

肉じゃがはご飯にかけない

僕がこれを温めるために、もっと大きなレンジに買い換えたと仮定しよう。

無事温めを終えた肉じゃが。

さあ、食べよう。

底が深めのお皿に移して……。

じゃあ、最初からこのお皿に移して温めればよかったじゃん!

どうせお皿1つ使うんだから、洗い物の数減らないじゃん。

これが、カレーとか牛丼とか、ご飯にかけるものなら、袋のまま温めるメリットはある。温めるための耐熱容器に移す手間が省けた上に、それを洗う手間も省けるから。

でも肉じゃがだよ? 普通、やや深めの耐熱皿に入れて食べるものでしょ?

温めてからお皿に移すか、移してから温めるかしか違いが生じない気がするんだけど……。


じゃあ何のメリットがあるの?

ウチのレンジに入らない上に、温めてもどうせ皿に移すのに、何のためにそんなハイテクをつけたのか?

大手コンビニがコストをかけてやるからには、何か意味があるのだろう。

袋のまま温め可なのは、レンジ不可のお皿しか持ってない人か、袋のまま食べる人向け?

それとも肉じゃが丼にすることを推奨している?

あと、メリットが考えられるとしたら、レンジで温めたあとのお皿が熱くなりすぎてて持てないというのを回避できることかな?

でも、そんなに温める? 普通に温めるだけなら、手で持てないほど熱くはならないでしょ? ていうか、そんなに熱いのが食べたいなら、むしろお皿ごと温めた方がよくない?

となると、やっぱり、コンビニだから、お弁当として買う人のためか。まあ確かにお皿を持ち歩く人いないもんね。コンビニでそのまま袋ごと温めて、箸をつっこんで袋のまま食べるなり、他のお弁当のフタにでも移して食べるなり出来ますよってことか。

まあ、それなら多少納得はいく。普段の生活スタイルとしてお弁当を食べないから、思いつきにくかったけど、自力でそこにたどり着いた僕の想像力は見事としか言いようがない。

結論

袋のまま温められる肉じゃがは、僕にとっては無駄な機能である。

が、別にあっても困らないので今回のところは許してやる。

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