野球のバッテリー

野球の用語って、そんなに深く考えずに使っていた。

野球でピッチャーとキャッチャーのことをバッテリーという。

一方、携帯電話やふなっしーを動かす電池のこともバッテリーという。

全く違うものに見えるが、同じ言葉が使われているということは、同じ語原なのだろうか。

そういえば、野球にはショートストップというポジションがあり、電気回路にも「ショートする」という言葉がある。野球の1塁からホームまでのベースを回路としたとき、ショートするのを防ぐのがショートストップ?

いや、まさか。そんな話聞いたことない。でも、じゃあなんなんだろう。

カタカナで書くと同じだけど、スペルが違うケースとかもよくあるし、英語関係のことは苦手でわからないので、ちょっと調べてみた。

バッテリーの語原には「打つ」「攻撃する」などの意味があり、転じて大砲や砲兵などを意味するらしい。

ピッチャーの投球は、相手に対する砲撃みたいなイメージなのだろうか。「ベース」なんかも戦争で使われる言葉だし、野球の用語は戦争となぞらえて決められているものが多いのかもしれない。

もともとバッテリーはピッチャーのみを指していたという。キャッチャーもそのシステムの一部という認識から、セットでバッテリーになったとみられる。

電池の「バッテリー」も同じだった。電気を放出するものという意味で、同じ「バッテリー」である。

どーんと何か放つような、繰り出すようなイメージなのかな。なんとなく、電池と野球の「バッテリー」に、共通のイメージがあるような気がした。

そして、野球のショート(ショートストップ)は「短い打球を止める」からそう呼ばれているらしいことがわかった。

電気のショートは回路に抵抗が極端に少ない「短い」状態で、そういう状態だと爆発みたいな危険なことが起こるということ。

どちらのショートも「短い」のショートだけど、特に深い関係はなかった。

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