引っ越しのバイトと、今後の筋トレのこと

引っ越し屋さんのアルバイトをしているときが、過去、一番筋肉がついた時期だった。

数年前、金欠だったので、3ヶ月だけ時給のいい引っ越しのバイトをしたのだった。

きつかった。まず、朝7時集合なので、それが辛い上に、重たい段ボール箱をたくさん運ばなければならなかった。

渡される段ボールは物が詰め込まれ、ことごとく重かった。気を遣って、何も入れないようにしてくれれば楽なのに、全ての客が段ボールに物を詰め込んでいた。

明らかに引っ越しの仕事に向かない細い体だったので、ずいぶんいじめられた。怒鳴られた。「査定」で悪い評価を受け、給料も下げられた。

このハードさ。毎日はとても無理だ。

働く日は自分で決められるので、だいたい3のつく日と3の倍数の日だけ入ることにしていた。それでも、働く前日は、憂鬱だった。

もし、体調の悪い日にこんな仕事をしたら、死んでしまうか、死ななくても病院に運ばれて、入院費がかかってしまう。

休みの日も、体調管理に気が抜けなかった。気が休まらず、大きなストレスだった。

それでも3ヶ月続けた結果、すごく筋肉がついていた。

3日に一回くらいの働き方も、超回復が起こりやすく、良かったのだろう。

毎日、お腹がすいて仕方なかった。夕飯を普通に食べたあとも、お腹がすいて、「一平ちゃん夜店の焼きそば」を平らげた。

気付くと二の腕が一回り太くなっていた。鏡で自分の体を確認したら、原哲夫のマンガみたいになっていた。『北斗の拳』に出てくる人みたいだった。体重は51~52キロから、56キロくらいまで増えていた。

だが、その後、引っ越しの仕事をやめたら、『北斗の拳』みたいな体も、すっかり元の「主食ははるさめ」みたいな体に戻ってしまった。そんな筋肉は、普段の生活に必要無かったということだろう。

この経験でわかった。僕でも、ちゃんと運動とトレーニングをすれば、筋肉がつく。

食べようと思わなくても、運動すれば、勝手に腹は減る。我慢できないくらい。

体が必要としているのがわかる。だから、体を変えたければ、まずは、トレーニング。

半年トレーニングを積んで、自己最高の体重57キロを目指すつもりだ。でも、急にやめると元に戻ってしまうから、そこまで増やしたら、後戻りしないように、維持するためのトレーニングを続ける。

そんな筋肉必要ないんじゃないかと考えると、そんな気がして迷いが生じてしまうのだが、やってみて、もし体が軽く、体調が良くなれば、肉体改造は成功と言えるわけで……。まあ、とにかくやってみようと思うのだ。

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