田舎者あるある

マンションとというのは、家族では住まないものだと思っていた。

一人暮らしの人だけが、アパートやマンションに住むものだと思っていた。

子供の頃から、しばらく群馬に住んでいて、僕も、友達もみんな自分の家があった。

だから、家に住んでいて当たり前で、マンションなどに住む人は、みんな、家を離れて、一人で暮らさないといけない事情がある人なのだと思っていた

サスペンスドラマとかで見る、刑事さんが訪ねて行くマンションも、たいてい容疑者が一人で住んでるところばかりで、ドアをノックしても反応がなく、いつも隣の人が出てきて「斉藤さんなら先月引っ越しましたよ」と教えてくれる。

大人になるに連れて、一人じゃなくても、マンションに住めることに気づいたり、家族で住んではいけないというわけでもないことに気づいたが、それでも、それは事情があって、仕方なく一時的に借りて住んでいるだけで、好き好んでマンションに住んでいるわけではないのだと思っていた。それも、わりと最近まで。

群馬に住んでいて培われた、家族は家に住むのが基本というイメージは、それだけ強かった。

都会に住むようになってからは、家族でマンションに住んでいる人をたくさん見るので、その誤解はなくなったけど、こんなにたくさんの家族がマンションに住んでるということは、結構カルチャーショックだった。

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