だけど、今それ以上に気になるものがある。
新iPad発表の前日に、acerから教育機関向けにChromeOS搭載のタブレットが出ますという発表があったのだ。教育分野を狙ったiPad発表を見越して、ぶつけてくるような形である。
価格もiPadより安く、約3万5000円程度だという。
はじめはピンとこなかった。
「どうせiPadの方がいいんじゃないの?」という感じがどこかにあった。
ところが……。
そもそもChromeOSってどんなもんなんだろう? と調べてみたところ、僕は確信した。
「やばい! これからChromeOSの時代が来る!」
ChromeOSは、簡単に言うとブラウザだけが動くパソコンである。SNSとか、YouTube、メール、サイト閲覧など、普段ほぼネットしか使わない人は、それだけで事足りる。
そして、それ以外の部分をばっさりカットしているので、その分軽くて高速。すぐ立ち上がって、すぐ使える。強いCPUじゃなくても動かせるし、Windowsを搭載しなくていい分値段を安くできる。
ChromeOSを搭載したノートパソコンはChromeBookと呼ばれ、数年前からすでに何台も出ている。ChromeOSのデスクトップはWindowsパソコンのような感じになっていて、複数のウィンドウを起動できて、普通にパソコン感覚で使える。
さらに、ChromeOSではAndroidアプリが使える。使えるようになったのは割と最近の話である。1年前くらいから。
パソコンのように使えるChromeとモバイル向けのAndroidのいいとこ取りを実現したのが今のChromeOSなのである。
それはつまり、タブレットや2イン1端末と、とても相性がいい。
持ち運びや機動性重視のサブノートPCの分野では、Windowsを駆逐するのではないかという気さえする(Windowsも改良されてどんどんよくなっているし、CPUも年々よくなっているのでWindowsも決して重くはないし、高くもないんですけどね)
で、そのacerのChromeOSタブレット「ChromeBookTab」というのは、いままでノートパソコンのように、キーボードの付いたものしかなかったChromeBook業界では初めての純粋なタブレット型。
スライタスペンも付いている。ペンは筆圧検知1024段階だったか。追従性とかが、どのくらいの精度なのかはまだ不明だけど。
重さは550g。普段は気軽にタブレットとして使い、腰を据えて作業したいときは、マウスと外付けキーボードでパソコンモード、という使い方が想定できる(いや、ペンがあるからマウスはいらないか)。
パソコン的な使い方で万が一不満があっても、Androidアプリを中心に使って、ほぼAndroidタブレットとして使えばいいという保険もあるから、使ったことのないChromeOSだからと言って怖じ気づかなくてもよさそう。
それで3万5千円なら買いかもしれない。iPadよりいいんじゃないかと今は思っている。
こりゃ、これからChromeOSの時代来るな……。
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