ビリギャル

Amazonプライムの見放題動画に映画『ビリギャル』というのがあり、見てみた。

有村架純主演。学年ビリのギャルが慶応大合格する話ということなのだが、まあ、本当に、そういう話。

「自分も頑張ろう」みたい気持ちになるかと期待して見ていた。

「よーし、俺も頑張るぞ!」もまあ、あったけど、それ以上に感じたのは「撮り方上手いな」だった。僕は映像の専門家ではないけど、それでもわかる演出のよさ。

大抵の映画は退屈なシーンが続いたりして、見るのがキツいときが多い。もしくは刺激過多で疲れる。見るこちら側に頑張りが要求される。

でも、この映画は最初から最後まで、退屈しないし、見るのが疲れるということもない。いつまでも見ていられそうな心地よさがある。感動的なシーンはちゃんと泣ける。

母親が主人公さやかに自分のさやかへの思いを語るシーン。会話シーンなのだから、会話をしている二人だけをずっと撮ってもいいのに、映しているのは、さやかの幼少期の写真。決して奇抜な演出ではないけど、涙がこみ上げてくる。「ああ、上手いな」と思う。

監督したのは土井裕泰さんという人。

Wikipediaによると、TBS所属で、TBSのエースディレクターと言われているそうだ。『逃げ恥』や『カルテット』などのドラマに関わっている。『重版出来!』『コウノドリ』の演出で賞をもらっている。

以前その『重版出来!』もAmazonプライムで見た。ものすごくよかった。このドラマ、Amazonのレビューでもほとんどの人が星5を付けている。平均4.9である。辛口な批評も多いAmazonレビューでこれほどの高評価。もちろん僕も付けるとすれば迷わず星5を付ける。

『ビリギャル』も平均4.6の高評価……。

……なるほど、演出って大事なんだね。

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