僕も心身の健康のためにジョギングをすることがある。
昨今は、皇居の周りを走る人や、人の家のインターホンを鳴らしてすぐに走り出す子供が大勢いて、ジョギングブームなどと言われたりしている。
でも、なんかジョギングブームなんて言われるとやだね。やる気なくなる。
ブームという言葉が引っかかる。冬季オリンピックのあとのカーリングブームというのはわかる。まあ、ブームなんだろうなと思うのだけど、ジョギングブームといわれると、なんか違う。
ジョギングは走るという基本的な動作であって、ブームとかそういうんじゃないんじゃないか。
こういうあまりに普通のことをブームといわれると、流行を避けて生きたい僕は困ってしまう。
仮にトイレ掃除をすると、運が向くとか、いろいろ言われた結果、全国的に「トイレ掃除ブーム」が到来したとする。
でも、トイレ掃除なんて、家事の一環として、普段からやっている団地妻がいっぱいいるはずである。
そういう、昼下がりの団地妻が普通にトイレを掃除したら
「あ、今トイレ掃除ブームだもんね」
と言われたら「え? なにそれ」という感じになると思う。
「ちげーよ、汚いトイレ使いたくねーから掃除してんだよ、なんだブームって」と思いながら、口では「そうですね」と笑いながら答えることになると思う。
ジョギングがブームってそれに近い感じがするんだけどなあ。
そのうち挨拶ブームとか、朝食ブームとかすら来そうで怖い。
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