無印良品

最近、無印良品をよく利用している。

すべての商品に「無」というマークが付いていて、無の境地へたどり着きたい人にうってつけの例のブランドである。

このペースで利用し続けると、おそらく4~5年もすれば、僕の家と、無印良品の店舗のどちらが、本当の無印良品なのか、見分けがつかなくなってしまうのではないかと、心配している。

部屋の片づけで、ボロくなっているものなどは捨てて、新しく買い直したりしているのだけど、その際、無印良品は買い替え候補の筆頭である。

大抵のものが売っていて、デザインも統一的で種類が少ない分、選ばなくていいから楽というのが理由としては大きい。

ショッピングセンターとかの日用品売り場に行くと、8色から選べますみたいな感じで、色んな色のやつが並んでいる売り場とかあるけど、あれは8色並んでいるのを見ると「まあ綺麗」と思うだけで、実際買うのは一つだから、持って帰ってみると、そうでもないということがざらにあるのである。ただの黄色いやつじゃんとなってしまう。

日用品の一つ一つにこだわった、オシャレな暮らしなどというしゃらくさいことは事務所暮らしの僕には合わない。でも、無印のやつなら、色合いも落ち着いているし、ややオシャレにまとまるし、まあ間違いはないだろうということで買ってしまう。無印を選んでいるというより、選びたくないから無印みたいになっている。

カーテンも、布団カバーも、収納ケースも無印良品である。

最近「重なるブリ材バスケット」というのを買ってみたが、これがなかなか良くて、何を入れてもしっくり来る。良かったので3つ追加したが、もう1個欲しいと思っている。

無印良品といえば、「体にフィットするソファ」というのが売られていて、気になっている。大きなビーズクッションみたいなやつだ。俗に「人をダメにするソファ」と言われている。一度寝そべるとあまりの心地よさにもう立ち上がる気がしなくなるらしい。

お店で実物を触ってみると、官能的な手触りで「ああ、これは確かに、欲しい」と思う感じだった。

それが最近15%OFFで売られている。買おうか、ちょっと迷う。

ただ、長いこと使っていると、ヘタってきて、どんどん潰れて平べったくなるという口コミがあり、そうなった時のことをイメージすると、ちょっと手が出ない。

今まで無印良品で買ったものの全てが良かったわけではない。木製のシャーペンはすぐ壊れたし、こたつ布団や座布団は汚れを集めやすい素材で出来ていたのか、すぐ汚くなってしまったし。

「体にフィットするソファ」は今は見送る。

「愛しつつ、信用しすぎず」が正しい無印良品との付き合い方なんじゃないかなと。

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