先日、伊集院さんのラジオで、アシスタントの竹内香苗さんが、水泳初心者へのおすすめとして、セームタオル(スイムタオル)がいいと、紹介していた。
なんだそれ? と思って聞いていると、
それは、吸水力抜群のスポンジタオルで、水泳をやったあと、それで体を拭くのだけど、A4の紙くらいの大きさなのに、全身の水をきれいにふき取れるのだという。
そして、使ったら、絞れば水がじゃーっと出て、すぐ乾くというすぐれもの。
即乾タオルみたいな名称で売っているという話題だった。
確かに、すごく水を吸うスポンジシートみたいなものがあるのは知っている。テレビ通販で見たことがある。水をこぼしてもすぐに全部ふき取れるみたいな。ああいうやつか。
そういうのは、掃除とか、洗車とか、そういう用途で使うものというイメージが強すぎて、体を拭くという発想はなかったけど、水泳用のそういうのが、ちゃんとあるらしい。
それはいいな。
僕は思いついた。それがあればバスタオルいらなくない?
一人暮らしの狭い部屋にはバスタオル問題がつきまとう。
バスタオルは大きくて干す場所に困る。
僕の場合、バスタオル用のハンガーでバスタオルを干していたけど、大きくて扱いにくいし、部屋に干しておくのも景観を損ねるし、髪を拭いたあと、その辺に放置してしまうことも多い。
タオルかけがなくて、干す場所に困るから、小さいタオルを何枚か使って体を拭くという人も多いようだ。
それが、その小さなセームタオルとやら1枚で、なんとかなるなら、ずっと楽になる。
アマゾンで調べたら、ミズノ社のやつが目に付いたので、早速、取り寄せた。
そして、すぐ使ってみた。お風呂から出て、それで体を拭いてみる。
「ひゃ~~~~~」
冷たい!!
吸水スポンジタオル。スポンジと言っても、感触としてはゴムに近い。
それで体を拭くとなると、ゴムのシートを体に押しつけているような感じだ。冬だと寒すぎる。ふかふかのタオルがいかに気持ちよさを与えてくれていたか思い知る。
その日は結局、普通にタオルを使う。
しかし、冷たいなら、お湯で温めればいいと気づく。
風呂場から出て脱衣所で使うのではなく、浴室においておいて、いったんお湯につけてから、絞って使う。体を拭いてから浴室を出ればいい。
そのやり方で、翌日リベンジ。
結論を言えば大成功。
タオルほどの気持ちよさはないけど、本当に、見事に体が拭ける。髪の毛まで、ちゃんと。
水を吸っても、絞ればまたすぐ使える。
使い終わったら、ゆすいで絞って、風呂場のタオルかけにでも干しておけばいい。
毎回軽く洗えば、洗濯する必要もないから、手入れも簡単だ。とにかく楽だ。これならいける。
しばらくバスタオルの代わりに使ってみようと思う。夢のバスタオルなしの暮らしはもう目の前だ。
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