「スムーズに会社を辞めることができた」というときなどによく使う「スムーズ」。
この「スムーズ」のことを、「スムース」と言ったり、書いたりする人が多い。
辞書で「スムース」を引くと「スムーズの訛り」と出ていた。つまり間違いではないにせよ、「スムーズ」の方が、より日本語としてあるべき姿なのである。
英語で書くと「Smooth」。「th」だから「ス」と読みたい気持ちは分かるが、この場合、英語本来の発音も「スムーズ」に近いのだという。
それを知ってから、本を読んでいるとき「スムース」と書いてあるのを見る度に、なんだか「気取ってんじゃねーよ」と腹立たしい気持ちになる。
それに、スムースというと、どうしても酢をかけたムースを連想してしまうではないか。
だから、スムースという言い方をする人に対しては、酢をかけたムースを食べさせて「あなたの言っているのはこれですよ、これがスムースですよ、スムーズには食べられないでしょ?」と教えてあげた方がいいのではないかと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿