ToDoやタスクに代わる言葉

スケジュール管理の方法をしっかり決めようということになった。

現在、大まかな方法は決まったので、あとは実際、生活しながら微調整、という段階である。

結局、シンプルにGoogleカレンダーを使おうというところに落ち着いた。MSOutlookも使いやすいのだけど、アンドロイドとの同期などの点からみて、Googleカレンダーが最も汎用性が高くて、間違いないだろうと。

あと、GoogleのToDoリストも割と使いやすいので、カレンダーとToDoリストの併用で、全て、スケジュールは管理できるだろう。

ところで、「ToDo」とか、「タスク」という言葉が、昔からどうも嫌いである。「ToDo」は「やること」という意味だが、発音したときの感じがなんか嫌だ。全然かっこよくない。「タスク」も「たすく」で、助けるという意味の日本語、あるいはダースローマシュ匡みたいな感じがして、なんだか気持ち悪い。そもそも僕は英語が苦手なので、これらの、カタカナ語として一般的に使われていない英語を、無理矢理日本語として使ってる感じが出てる言葉は好きになれない。

何かもっと、いい言い方はないかとずっと思っていたが、昨日、ふと、これにしようというのが思い浮かんだ。

「タスク、ToDoを処理する」ことを「手を打つ」「手を指す」「手を講じる」と言うことにするのだ。

僕は将棋が好きなので、将棋で一手指すようなイメージで、落ちついて、やるべきことをこなすのである。

そして、将来のためになる、あるいは目標の達成のために重要な手のことを「布石」と呼ぶ。「布石」はもちろん囲碁の用語だが、一般的な言葉だし、将棋でも使われる。

「今日はあの布石を打っておこう」という言い方をすれば「今日はあのタスクを処理しなきゃ」と言うより俄然やる気が出る気がしないだろうか。

「あのToDoはもう終わっている」というより、「もうすでに手は打ってある」という方がかっこいいではないか。

その流れでいくと、一般的に「プロジェクト」と呼ばれるものは「策」と言うようにしたら面白い。「プロジェクトを達成した」と言うところを「我が策、成れり」と言えば、もう気分は神機妙算、神出鬼没の天才軍師である。

羽生善治さんが「有利な時も不利な時も最善手を指すだけ」と言っていて、もっとも、羽生さんに限らず将棋を指す人なら誰もが言うことでもあるだろうけど、それは僕の座右の銘になっている。

将棋ではどんなに状況の悪い時でも投げ出さずに、投げやりにならずに、冷静によく考えて、最善の手を選び続ければ、それが起死回生、大逆転などということにつながっていくことが往々にしてある。

将棋を人生の縮図と考えれば、人生もまた最善の一手一手の積み重ねで、局面が大きく変わっていくものだろう。将棋は人生と必ずしも同じではないが、必ずしも異なるものでもなく、少なくとも、それを信じて大切に手を指していこうと思うには十分な動機づけとなる。

そういったことを忘れないためにも、僕の中では、ToDoとかタスクという言葉は使わないようにして、「手」「布石」などを使っていくことにしようと思う。

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