タイトルは特にない。

寝過ぎた。布団から出られなかった。寝過ぎて逆に体に疲労感がある。

大学生時代は、毎日そうだった。一日12時間以上寝て、目が覚めても布団の中で、頭に浮かぶ考え事を追いかける。そうしているうちに、また眠り……。

……鬱だった。授業にも行かなかった。よく部活にも遅刻して怒られた。辛かった……。

でも、人から見ればただの怠け者にしか見えない。鬱の辛いところだ。

あの布団から出られない感じをまた味わって、そんな日々を思い出した。

やりたいことはたくさんあるので、「睡眠時間を削ってでも」と思わなくもないが、睡眠時間を削って、健康を損なったらイヤなので、削らない。

「3~4時間睡眠を自慢する人」、「10時間以上寝ても気にしていない人」、「10時間以上寝て自己嫌悪な人」と並んでいたとしたら、僕が一番好きなのは、真ん中の気にしてない人だ。

そのくらいおおらかな人となら、一緒にいても楽だろう。

昔と比べれば、大分楽な気持ちで生きられるようになってきているものの、現状僕は、まだ自己嫌悪を感じてしまう。

もう少しだ。感じなくなるまで、もう少し、心の訓練が必要だ。

たくさん寝てしまって、いやな気持ちになるのは、やはり他人と比べているからなのだろう。一日の活動や仕事の量で人に差をつけられてしまうとか、仕事が遅ければプロとしてやっていけないという恐怖や焦りがどこかにある。それを捨てるための心の訓練だ。

人との競争に参加せず、自分の満足感を優先して、歩みは遅くとも、確実に前に進む。

そうやって生きていくのだ。そして、これが自分の生き方だと、誰にも文句を言わせないくらい確信を込めて言えるようになろう。

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