ウソは言わない

僕は普段、ウソはつかないことにしている。あまりに正直者なので、『走れ正直者』という歌のモデルは僕だと言われている。そんな僕も、子どもの頃は、意味もなくウソをついていたものだ。昔ついたウソをちょっと思い出した。

その話の前に、改めて、『走れ正直者』って自由でいい歌詞だなあと思う。これが書けるさくらももこさんが本当にうらやましい。

さて、昔『ストリートファイターⅡ』というゲームがすごく流行った。僕はまだ小学生だった。まあ、ご存じだろう。いろいろな国の、8人のキャラクターから一人を選んで、他のファイターたちと対決する格闘ゲームだ。

このキャラクターたちの国籍は、日本だったり、アメリカだったり、中国だったり、ロシアだったり、インドだったり、ブラジルだったりする(ちなみに僕の持ちキャラは、インドのダルシムだった)。

ストリートファイターⅡは大人気だったが、Ⅱということは、ストリートファイターⅠがあるはずだ。でも、だれもストリートファイターⅠについて知っている人がいなかった。そもそも、そんなものが本当にあるのかさえみんな知らなかった。

それで、僕のついたウソというのが、「ストリートファイターⅠ」というがあって、それはⅡと同様、8人のキャラから自分の好きなキャラを選ぶというものだったが、その8人は北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の代表者で、国内の戦いだったというものだ。ちなみに、Ⅱに日本代表として登場するリュウとエドモンド本田はその8人に入っていたというのも付け加えた。

そのウソについて、周りがどんな反応を示したかは、あまり覚えていない。

実際の『ストリートファイター(Ⅰ)』について、今はネットで検索すれば簡単に知ることが出来るが、未だに僕としては、僕のついたウソの『ストリートファイター(Ⅰ)』の方が面白そうな気がする。

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