今年もやります。春期キャンプ

今の時期、プロ野球は全球団、キャンプを行っている。「ウチの球団はキャンプはやりませんよ。自主トレと通常練習だけです、だってお金かかるじゃないですか」というところもなく、もれなくキャンプにいそしんでいる。そのくらい、キャンプをやることが大切なのだ。

僕だって、負けていられない。プロ野球選手が頑張っているのに、同じくらい熱い魂を持っているはずの僕が頑張らない理由が見つからない。今年も春季キャンプを行う!

僕の中ですっかり恒例になった春と秋の一人キャンプ。

キャンプと言っても、沖縄に行くわけではない。いつもの一人暮らしの部屋、および、その周辺。生活圏内で行う。

じゃあ、「キャンプ」とは何か。それは「いつもと違うルールが適応される期間」とでも言っておこう。

僕も、日々の生活の中で、なんとなく決まっているルールみたいなものがある。そこへ、「キャンプ」の期間、別のルールが入り込んでくる。すると、より意識的に行動する必要が出てくる。

たとえば、去年の秋は「読書キャンプ」をやった。ひたすら本を読むキャンプである。
「この期間に本を5冊読みましょう」というルールだった。「達成したら、景品が出ますよ」みたいな感じにしてモチベーションを上げる。

達成するために、無駄な時間を削ろうと努力するし、より集中して取り組もうと努力する。

生活のマンネリ化が防げるし、実力アップにもつながるというのがキャンプの狙いだ。

キャンプの期間はだいたい2週間から1ヶ月。その時のテーマによって、適切な長さが決められ、実施される。

ちなみに、もっと短期集中感が強まる「合宿」というのも、たまにに行っている。合宿は2~3日の期間で行われる。「キャンプ」が「普段の暮らしのルールがちょっと変わる」くらいの感覚なら、「合宿」は「その数日間、そのことのためだけに生きる」という感覚である。

合宿は、休みを取る必要があるし、どこかに泊まりに行くこともあるから、ちょっとお金がかかるし、そんなに頻繁にはできない。



さて、今回の春季キャンプは「執筆キャンプ」である。

僕も文章に関してはプロであるようなフリをして生きていきたいと思っている人間だ。

フリをし続けるためには、ある程度の実力も必要だ。ポメラやノートパソコンを持っているというだけではごまかしきれない。

今の自分を見直して、文章のプロのフリをするために欠けているもの、弱点はどこにあるか考える。

そうすると浮かび上がるのは、質に関してはそれなりのものが書けるようになったが、まだまだ絶対量が不足しているということだと思う。

将来のことを考えると、もっと執筆のスピードを上げていく必要があると思うのだ。

もちろん、速ければいいというものでもないだろう。僕には文章はなるべく簡潔にしたいというこだわりがある。長く冗長なのは、読むのも読ませるのも好きではない。あってもなくてもいいような文はなるべく削り、一文一文、一言一句、心を込めて書きたい。そして、情報過多な時代だからこそ、それは大事なことだと信じている。

しかし、そのこだわりのせいで、一文書くにも時間がかかり、筆が遅いという欠点ができてしまう。

ここで少し、考え方を変えたい。

僕は頭の中で素晴らしいことを考えているのだけど、頭の中でいくら素晴らしいことを考えていても、それが書かれていない限り、永遠に僕の頭の中にあるだけで、誰かの役に立つことはない。

僕の頭の中には、まだ文章にしていないアイデアや考えがたくさんある。

人に見せるための文章は書くのに時間がかかる。ならば、人に見せない前提で、とりあえず文章にしておいたらどうか。ただ頭の中にあるより、いったん出力しておいた方が日の目を見やすいだろう。

誰かに見せたくなったら、それを読みやすい形に直して公開すればいい。

ゆっくり書くのもいいが、勢いでたくさんガ~~~~っと書いて、あとで削る。あとで直す。そういうスタイルがとれるように練習しておきたいのだ。実際に多くのプロの人はそうやっているのだと思う。

いざというとき、量がかけるというのは大切なことだ。プロの世界には締め切りというものがある。締め切りに間に合わせるためには、執筆スピードが求められることは想像に難くない。

執筆スピードを見せつけ、「締め切りという修羅場を今まで何度もくぐり抜けてきたぜ」みたいな雰囲気を出せるようにして、よりプロっぽくなっておきたいのだ。

そこで今回のキャンプはこちら

2017春「10万字執筆キャンプ」

期間は2017年2月9日から2月28日までの20日間。だから明日からだ。期間に意味はないけど、月末までの20日間だとキリがいいのでその期間にした。その間に10万文字分の文章を書くというのが、このキャンプのミッションである。

20日間で10万字。多いのか少ないのか……。10万文字、400字詰め原稿用紙だと250枚。と思いきや、原稿用紙だったら、改行したときにできる空白で字数を稼ぐことができるけど、文字数のカウントはパソコンでするので、純粋な文字数で10万文字書く必要がある。原稿用紙換算だと300枚は軽く超えると思われる。原稿用紙を300枚渡されて「今月中に全部埋めておいて」と言われることを想像して欲しい。

参考までに、いま書いているこのブログの原稿。ここまででだいたい2000文字くらいだ。このくらいの長さの文章なら、20日間で50本書けばいいということだ。

……うん。これはかなりきつい。

ただその分、達成したときのご褒美景品はかなり豪華なものにしようと思っている。

内容については、何を書いてもいい。書きたいことはたくさんあるはずだから、それを書けばいい。

とにかく書く。量を書く。質は問わない。質より量というのが今回のテーマである。とても人には見せられないレベルでいいのだ。

むしろ人に見せない文章をいっぱい書いておくことで「ストックがいっぱいある」という、精神的なゆとりを作りたい。

とにかくできるだけ速く、たくさん書く。それが今回のキャンプの目的だ。きわめて明確。わかりやすい。

ただし、「ぞばばばばばばばばばばばばばばばばばば」などと意味不明なことを書いて文字数を稼ぐのはナシ。それが内容と関係あるならいいけど……。

なるべく計画的にこなしたいけど、最終的にちょっと修羅場みたいな感じを味わうのも楽しそうだ。

できれば徹夜はしたくないものだが、徹夜してでも達成しようという気持ちでやりたい。

ちなみに執筆は「WorkFlowy」で行う。毎日文字数を集計して、記録していく方法をとる。

で、ここまで一生懸命書いたし、このブログ記事の文字数も、「だるまさんが転んだ」における「はじめの一歩」みたいな感じで、文字数に加えていいことにする。10万字はどう考えてもきついので……。

2500文字くらい書いたので、残り97500文字くらいだ。

はたして達成なるか?

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