ロフト懸垂

僕が現在住んでいるアパートにはロフトが付いている。

ロフトが付いていて心底よかったと思うことは、ロフトの縁につかまって懸垂が出来ることである。

ロフトがない家で懸垂をやろうと思えば、チンニングバーみたいなものを買わなければならない。値段も張るし、邪魔になるし、洗濯物を干すとき便利だし、何もいいことがない。

ところがロフトがあれば、縁にしがみつき、いつでも好きなだけトレーニングが出来る。

僕は中学時代体操部だったから、懸垂なんてお手の物で、20回でも30回でも出来る人を見たことがある。僕はといえば、5回に挑戦して、4回やったところで、まあ、4回も5回も大して変わらないということに気付いて、そこでやめることが多い。限界までやれば10回くらい出来るかもしれないが、限界までやるほどのモチベーションは湧いてこないから、いつもほどほどにしている。僕もいつか楽に20回くらい出来るようになれたらいい。

そのために、少しずつでも続けていきたい。ロフトの縁に指のあとが残るくらいやりたい。僕が引っ越したあと、あとに入った人が、「うわ、ここ、指の形にえぐれてる、なんか気持ち悪い」と思うくらい。

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