冬なのに、暖房をガンガンかけて、半袖で過ごしている人を見ると、間違ってるなあと思う。
冬は寒いものだ。寒くて当然。その寒さに耐えながら生きるべき季節だ。だけど、あまりの寒さの厳しさに、「このままでは、凍えてしまう、助けてください」という切実な願いがあってのエアコンだったはずだ。
エアコンに暖められ、震えずに過ごせる温度になる。「ああ、ありがとうごぜえます。これで凍えずに済みますだ」というのが正しい態度だと思うのだ。
それを通り越して、真夏みたいな温度にして過ごすなど、あまりに傲慢だ。
「いや、うちのエアコンは省エネ性能がすごいから、ガンガンつけても問題ないよ」とか、そういうことではない。
環境の問題がどうとか、電気代がどうとか、そういう理屈の問題ではない。
寒くなければいいじゃないか。なぜ、暑くする必要があるのかと言いたいのだ。その「必要以上」の消費が、もったいなく感じられて、イヤでならない。
余談だけど、ご老人を見てみると、真夏でも、エアコンをつけずに、過ごしている人が少なくない。窓をあけて、扇風機と濡れたタオルを干したりして、昔ながらの知恵で涼をとっているようだ。夏の風情を楽しみたいからか、エアコンに頼りたくないからか知らないが、とても、たくましい。
今の若者に、こういうたくましさはないだろうなあ。当たり前のように、すぐエアコンに頼っちゃうだろうな。エアコンがダメという訳ではないけど、夏は暑いし、冬は寒い。それが当たり前という前提は持っておくべきだと思う。
高齢化とか言われてるけど、今の若者が老人になっても、そんなに、強く生きられないんじゃないかなと思えてくる。
老人は、今の世代の老人が最強なんじゃないかなという気がするね。
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