K+S1+S2=A A≧30000なら旅に出る

今年の過ごし方について考えていた。

今年は、「修業」をテーマにやっていこうということは、前回書いた。一年やり通せば、かなりの成長が期待できると、今のところ、いいモチベーションで臨んでいる。

しかし、このままでは、相変わらずの引きこもり生活を送ることになってしまうだろう。例年通り引きこもってばかりいても、成長の方向が、引きこもりながらできる成長に限定されてしまう。

長い目で見れば、それでも十分なのだが、十分だけでは足りない。「十分」の上にさらに何かを乗せたときはじめて「すばらしい」になる。

商品でも、作品でも、何でもそうだ。「すばらしい」ものは、品質、技術といったレベルが「十分」である上に、さらに何かが上乗せされているものだ。

今年をすばらしくするために、何か出かけるようなイベントを増やしたい。出かけることで「引きこもりにはできない成長」を上乗せできる。

しかし、出かけるイベントを実施するには多少お金もかかる。無計画にお金を使えば、すぐに底をつく程度の収入しか得ていないというのに。どうしたものか。

そこで今日は、脳内軍師と相談して、新しいシステムを作り上げた。

出来上がったのは「お金を節約して、余ったお金で旅行をする」という、引きこもりの僕にしては思い切ったシステムだ。

余ったお金が3万円に達したら1回、旅行を実施する。

旅行といっても、遊ぶのは苦手なので、遊びに行くつもりはない。一人でレジャー施設とかに行っても、どう楽しんでいいのかわからない。「遊べ」と言われるのは僕にとっては苦痛だ。だから、基本的にはどこにも行きたくないし、それゆえ、去年もどこにも行かなかった。

じゃあ、何をしに、どこに行こう? そうだなあ、勉強になるところなら行きたくなくもない。だから、行くなら博物館がいい。博物館を歩き、新しい風を取り込むことで、何か面白いことでも、思いつくかもしれない。

ということで、主に東京の博物館を歩く小旅行に行くことにした。国立博物館、国立科学博物館、ジブリの森美術館、印刷博物館あたりが候補にあがっている。なるべく、都内のビジネスホテルに泊まる1泊プランにしたい。宿泊こそ旅行の醍醐味だ。もちろん「旅行の栞」をきちんと作って携えていくのも忘れない。

脳内軍師に、余ったお金を計算するための計算式を導き出してもらった。

曰く、

「K+S1+S2=A」

である。

Kは「稼いだ値」。求め方は、今月の収入-今月の予算
S1は「節約値その1」、クレジットカード利用予算-実際の利用額
S2は「節約値その2」、現金の使用予算-実際の使用額

この合計によってA「余ったお金」を導くことができる。

もちろん、KやSの数字がマイナスになることもあるだろう。その場合、足し算は引き算になるし、Aもマイナスになってしまうかもしれない。

まあ、どうなるかわかならいが、そうやって、給料日ごとにAの値を導き、その蓄積が3万円に到達したら、それを資金にして小旅行。

これなら、どうせ余ったお金だし、ということで、心配性の僕でも、心配なく使える。

旅行でいくら使ったかにかかわらず、その月でいったんAをゼロに戻し、次の月の給料日からまたA値を貯め始める。

これによって、節約の意識が高まり、無駄遣いが減り、さらに引きこもり体質を改善できる上に、見識が広がる。いいことずくめである。

お金を余らせることは、なかなか難しいとは思うけど、月に1万円余らせるのを目標にして、年に3~4回くらい行けたらいいなと思っている。

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