僕の感覚の話だから、人からしたら、たぶん、どうでもいい話なのだけど、さらっと書いておく。
「夢を叶える」という言い方ってよくあるじゃん。
その言い方で言うと、僕は別に夢を追っているわけではない。
僕はゴールを目指している。
今の僕のゴールは一本小説を仕上げることだ。その結果どうなるかは考えていない。
世間で夢というと、小説を書く人なら、プロデビューとか、小説をヒットさせるみたいなことになるのだと思う。
でも、僕はそこを目指していない。それは、自分ではコントロールが難しいからだ。
僕ができるのは、自分がいいと思うものを作ること。それだったら、僕次第で確実に成し遂げられる。
成し遂げることだけを目指している。その達成の瞬間を目指している。
まあそれが夢だというなら、夢でもいい。言葉の使い方次第だ。
でも、一応僕の中では、「夢」は「こうなったらいいなあ」という願望で、自分の力だけでは無理なやつ、「ゴール」は自分の力だけでいけるやつである。「小説を仕上げるのが夢です」というのは不自然に思うし。
今のゴールは小説を書くことだけど、その先にも、究極のゴールがある。具体的には言わないけど、それは夢ではない。やればできるとわかっていることだから。
ただ、簡単には達成できないことだし、何かのきっかけで別の道を選ぶ可能性も十分ある。まあ、その時はその時だ。
その意味で、僕に夢はない。あるとしたら、創作活動を生活の中心に据えて生きることだから、もう叶っている。
僕の書いた小説が売れてお金がいっぱい入ってきたら嬉しいとか、映像化したらいいなあとか、そういう願望もあるけど、ゴールに到達することに比べたら、それは些細なことだ。
目指してもいないし、狙ってもいない。
もう少し具体的に言うと、「僕の書いた小説が大ヒット!」という想像をしても大して心は動かない。でも「頭の中にあるアイデアを望む形で現実にすることができたら……」と考えたときの方が、心のときめきがずっと大きい。ワクワクする。
つまり、そういうこと。
本当、どうでもいい話だった。
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