今年も残りわずかとなった。あと4秒くらいだろうか。
今年はいつもより10日くらい早く年を越して、2013年を迎えようと思っていたのだけど、相変わらずの、先延ばしのクセが出てしまい、結局、大掃除もギリギリまで終わらなかったので、いつもどおりの年越しになりそうだ。1月を41日に増やすことはできなかった。大晦日のカウントダウンをテレビで見ながら「あれ?みんなまだ年越してなかったの?俺、もうとっくに2013年だよ」と心のなかで優越感に浸ろうと思っていたのに、無念である。
振り返ると、今年も相変わらず、「飲む、打つ、買う」の日々に浸りきっていた。はばかることなく、快楽を貪る日々だった。
特に本はたくさん買った。大量に買った。300冊くらい買ったんじゃないかな? 読めたのは100冊ちょっとくらいだと思うけど。
キーボードを打つのは、もっとやっても良かったかなと思う。来年は「買う」を控えて「打つ」を増やそうと思っている。
相変わらずコーヒーは毎日飲み続けた。去年と同じく、お酒は全く飲んでいない。夏に飲んだ甘酒をお酒に含めるとするなら、飲んだ酒はそれだけだ。
そんな感じだけど、総じて言えば、本もたくさん読めたし、映画やアニメもたくさん見たし、充実の一年だった。
8月に「2012年総決算」という記事を書いたのだけど、今思えば、少し書くのが早すぎたみたいだ。
そのあと、今年一番大きな出来事があったのだ。『それでも町は廻っている』という漫画との出会いだ。僕の好みにストレートにハマった。
今、一番好きな漫画を聞かれたら、一応考えるフリをして無駄に数分じらすけど、実際には何の迷いもなくそれを答えると思う。
もちろん単行本は全巻買い揃え、作者の石黒先生のそのほかの作品も買ったり借りたりして読んだ。
心から好きと言えるものと出会えるって、なんて素敵なことだろうと、この出会いに、とても感謝している。
他にも、今年の大きな出来事。「ポメラ DM100」を買った。ポメラは僕が文章を書くときに使っている電子メモ。携帯に便利なワープロみたいなものだ。
いや、実は、もともと「ポメラ DM20」というのを持っていたのだ。ところが、階段の上でそのポメラDM20でジャグリングみたいなことをしていたら、うっかり落として、壊れてしまったのだ。
それでDM100に買い換えたのだけど、これが、大正解で、とても使いやすい。「FlashAir」というwifi対応SDカードを挿すとEvernoteに無線LANでデータを送れる。すごく便利。
高かったけど、貯金をはたいて思い切って買った。貯金減っちゃったけど、大丈夫なの? なんて心配は無用だ。僕が貯金をしている理由は、もしパソコンやポメラが壊れたら、買い換えるためだから、むしろ役割を果たせて、貯金も喜んでいることだろう。
これによって、僕の執筆環境が一気に向上した。
僕の来年のテーマは「書いて、書いて、書きまくる」になった。インプット中心だった今年と対照的にアウトプット中心の一年になる。
相変わらず、夜、寝る前に、このまま眠ったが最後、目が覚めなかったらと考えることがある。そうなったとき、一番悔しいのは、自分の考えや思いを、書き残せなかったことだろうなと思うのだ。今日死んだら、誰も、僕のことをちゃんと知らないままだ。親でさえ、今の僕をちゃんと知らない。
だからポメラで文章をたくさん書く。ブログも書かない日のほうが少なくなることだろう。
ということで、来年はたくさん書きます。
今年はこれでおしまいですが、来年もよろしくおねがいします。
ライフベア
ライフベア(Lifebear)http://lifebear.com
というのを見つけた。
最近は特に、ブログとかで、何かをほめるのは宣伝臭さが出てくるので嫌なのだけど、普通にいいなこれと思ったから、それについて書いてみる。
クラウド手帳サービス。
Evernote以来の衝撃。
早速、登録してみた。(無料です。有料版もあります。もし完全に有料だったら、それこそ宣伝っぽいので紹介はしません)
少しだけ使ってみたけど、スケジュールやタスク、TODO管理で、これほど使いやすいものはいままで見たことがない。
Googleカレンダーなどをいろいろ使ってみて、「ここはいいんだけど、ここがもっとこうならいいのに」をすべて押さえて実現させたような使用感。
2013年版のほぼ日手帳を購入したのだけど、これがあることをもっと早く知っていれば、ほぼ日手帳は買わなかったと思う。
ただ、まだ、アンドロイドアプリは開発中なのか、発表されていない(iphoneアプリはある)。
僕はアンドロイド端末しか持ってないので、クラウドサービスの真骨頂はしばらく味わえないようだ。
アンドロイドアプリが出来るまでは、まだ、本格的に使う気にはならないので、それまでは、ほぼ日手帳を使っていこうと思っている。
というのを見つけた。
最近は特に、ブログとかで、何かをほめるのは宣伝臭さが出てくるので嫌なのだけど、普通にいいなこれと思ったから、それについて書いてみる。
クラウド手帳サービス。
Evernote以来の衝撃。
早速、登録してみた。(無料です。有料版もあります。もし完全に有料だったら、それこそ宣伝っぽいので紹介はしません)
少しだけ使ってみたけど、スケジュールやタスク、TODO管理で、これほど使いやすいものはいままで見たことがない。
Googleカレンダーなどをいろいろ使ってみて、「ここはいいんだけど、ここがもっとこうならいいのに」をすべて押さえて実現させたような使用感。
2013年版のほぼ日手帳を購入したのだけど、これがあることをもっと早く知っていれば、ほぼ日手帳は買わなかったと思う。
ただ、まだ、アンドロイドアプリは開発中なのか、発表されていない(iphoneアプリはある)。
僕はアンドロイド端末しか持ってないので、クラウドサービスの真骨頂はしばらく味わえないようだ。
アンドロイドアプリが出来るまでは、まだ、本格的に使う気にはならないので、それまでは、ほぼ日手帳を使っていこうと思っている。
映画100本達成!
今年、2012年は映画を100本見ることにしたというのは、以前マニュフェストで述べた通りである。
そして、ようやく100本見終わった。以下に、見た作品のリストを載せておく。
「ナカイユウヒが2012年に見た映画100本の一覧」
※タイトルのみ載せておきます。監督名、制作国・年などは省きます。「これって、あれだよね」と勝手に推測してください。
左の数字は順位ではなく「ほら、ごらん、ちゃんと100まであるでしょ?」を示すためのものです。順番は、だいたい「見た順」です。
なお、きちんと調べていないので表記が多少違うものもあるかもしれません。ご了承ください、もしくはご了承したくなる自己暗示をかけてください。
1 オーケストラ!
2 恋愛小説家
3 フィールドオブドリームス
4 ダーリンは外国人
5 プロジェクトA
6 英国王のスピーチ
7 ライアーライアー
8 不都合な真実
9 悪夢のエレベーター
10 僕と妻の1778の物語
11 劇場版 相棒Ⅱ
12 レイルウェイズ
13 劇場版 涼宮ハルヒの消失
14 ファーゴ
15 リンダリンダリンダ
16 姑獲鳥の夏
17 ナッティープロフェッサー
18 ゆれる
19 天国の本屋
20 ザ・フォール 落下の王国
21 ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢
22 ブラック会社に勤めてるんだが、俺はもう限界かもしれない
23 逃亡者
24 インディージョーンズ クリスタルスカルの王国
25 スリーパー
26 たんぽぽ
27 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
28 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
29 タイヨウの歌
30 レナードの朝
31 エクソシスト
32 星を追う子供
33 ナイトミュージアム2
34 TEAM NACS FILMS N43°
35 愛を読む人
36 アポロ13
37 ギター弾きの恋
38 風が強く吹いている
39 名探偵コナン 沈黙の15分
40 鳥
41 オリバーツイスト
42 椿山課長の7日間
43 ロードオブザリング 2つの塔
44 ロードオブザリング 王の帰還
45 神様のカルテ
46 クライマーズハイ
47 ライフ いのちをつなぐ物語
48 カサブランカ
49 さや侍
50 鴨川ホルモー
51 プライベートライアン
52 砂の器
53 はやぶさ
54 おとうと
55 CUBE
56 風と共に去りぬ
57 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
58 酔拳
59 亡国のイージス
60 セブン
61 メメント
62 君に届け
63 壬生義士伝
64 オズの魔法使
65 ゴースト~ニューヨークの幻~
66 包帯クラブ
67 いまを生きる
68 ピーターパン
69 ヒズガールフライデー
70 洋菓子店コアンドル
71 僕たちと駐在さんの700日戦争
72 レッド・バイオリン
73 つみきのいえ
74 コクリコ坂から
75 踊る大捜査線THE MOVIE
76 毎日かあさん
77 イヴの時間 劇場版
78 花のあと
79 ペーパーチェイス
80 陰陽師
81 岳
82 白夜行
83 ミザリー
84 ムーミン谷の彗星
85 燃えよドラゴン
86 レオン
87 ローマの休日
88 沈まぬ太陽
89 武士の家計簿
90 ロボジー
91 ブレードランナー
92 PSアイ・ラブ・ユー
93 蒲田行進曲
94 猿の惑星
95 花田少年史
96 ミス・ポター
97 森崎書店の日々
98 オールド・ルーキー
99 幸せのちから
100 映画けいおん!
どれも面白かった。こうしてタイトルを並べて見ても、どんな気持で見ていたのか、はっきりと思い出せる。
全てについて、一言ずつくらいコメントを書きたいくらいだけど、長くなるし、見づらくなりそうなのでやめておく。
強いて、この中から、特にこれはというのをいくつか選べと言われれば、まず、西川美和監督の『ゆれる』。これははすごく面白かった。木村祐一演じる検事のキャラクターが印象的だった。『夢売るふたり』もぜひ見たいと思う。
あとは「エヴァ」の『破』。アニメーションの映像の力。エネルギー。すごいものがあった。終盤は自失状態で見入ってしまった。映画をみて、こんなに入り込んだのは久しぶりだった。『Q』もぜひ見たいと思う
『風と共に去りぬ』。これもすごく良かった。人の複雑な心の動きの描き方が見事。あと馬が演技上手かった。
以上がトップ3と言っていいだろう。
『神様のカルテ』『包帯クラブ』は僕の地元(群馬)の知っている場所が出てきて「あ、ここ!」と本編と関係ない部分で興奮していた。
山田洋次監督『おとうと』。鶴瓶さんが麦茶を飲むシーンで「喉の渇きを潤すには麦茶が一番やなあ」みたいなセリフがあった。「山田のヤロー、入れてきやがったな」と思った。
『壬生義士伝』と『カサブランカ』は以前に見たことがあった。痴呆が始まっているのか、しばらく見てから「あれ?これ見たことある」と気づいた。でもまあ、そんなだから、もう一回見ておいてよかった。
『けいおん』は最後の締めにしようと、はじめから決めていた。「けいおん」は僕の中でそれくらい特別なものになっている。見ていて、なんとも幸せな気分になるアニメである。そして、前にも書いたかもしれないが、同時に「こんな楽しい青春送れなかったなあ」と切なく、苦しい気持ちにもなる。実は、心の奥でこういうのに憧れていたんだなあと、気付かされる。周りに魅力的な仲間がいて、自分自身も魅力的だったら、どんなに楽しくて、素晴らしいだろう。そんなことを思わずにいられない。でも、魅力的な人間を思い描くことはできても、それになることなど、容易にはできない。それが、もどかしくて、悔しい。そんな複雑な感想を抱いた。やはり最後にはふさわしかったと思う。
そして、ようやく100本見終わった。以下に、見た作品のリストを載せておく。
「ナカイユウヒが2012年に見た映画100本の一覧」
※タイトルのみ載せておきます。監督名、制作国・年などは省きます。「これって、あれだよね」と勝手に推測してください。
左の数字は順位ではなく「ほら、ごらん、ちゃんと100まであるでしょ?」を示すためのものです。順番は、だいたい「見た順」です。
なお、きちんと調べていないので表記が多少違うものもあるかもしれません。ご了承ください、もしくはご了承したくなる自己暗示をかけてください。
1 オーケストラ!
2 恋愛小説家
3 フィールドオブドリームス
4 ダーリンは外国人
5 プロジェクトA
6 英国王のスピーチ
7 ライアーライアー
8 不都合な真実
9 悪夢のエレベーター
10 僕と妻の1778の物語
11 劇場版 相棒Ⅱ
12 レイルウェイズ
13 劇場版 涼宮ハルヒの消失
14 ファーゴ
15 リンダリンダリンダ
16 姑獲鳥の夏
17 ナッティープロフェッサー
18 ゆれる
19 天国の本屋
20 ザ・フォール 落下の王国
21 ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢
22 ブラック会社に勤めてるんだが、俺はもう限界かもしれない
23 逃亡者
24 インディージョーンズ クリスタルスカルの王国
25 スリーパー
26 たんぽぽ
27 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
28 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
29 タイヨウの歌
30 レナードの朝
31 エクソシスト
32 星を追う子供
33 ナイトミュージアム2
34 TEAM NACS FILMS N43°
35 愛を読む人
36 アポロ13
37 ギター弾きの恋
38 風が強く吹いている
39 名探偵コナン 沈黙の15分
40 鳥
41 オリバーツイスト
42 椿山課長の7日間
43 ロードオブザリング 2つの塔
44 ロードオブザリング 王の帰還
45 神様のカルテ
46 クライマーズハイ
47 ライフ いのちをつなぐ物語
48 カサブランカ
49 さや侍
50 鴨川ホルモー
51 プライベートライアン
52 砂の器
53 はやぶさ
54 おとうと
55 CUBE
56 風と共に去りぬ
57 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
58 酔拳
59 亡国のイージス
60 セブン
61 メメント
62 君に届け
63 壬生義士伝
64 オズの魔法使
65 ゴースト~ニューヨークの幻~
66 包帯クラブ
67 いまを生きる
68 ピーターパン
69 ヒズガールフライデー
70 洋菓子店コアンドル
71 僕たちと駐在さんの700日戦争
72 レッド・バイオリン
73 つみきのいえ
74 コクリコ坂から
75 踊る大捜査線THE MOVIE
76 毎日かあさん
77 イヴの時間 劇場版
78 花のあと
79 ペーパーチェイス
80 陰陽師
81 岳
82 白夜行
83 ミザリー
84 ムーミン谷の彗星
85 燃えよドラゴン
86 レオン
87 ローマの休日
88 沈まぬ太陽
89 武士の家計簿
90 ロボジー
91 ブレードランナー
92 PSアイ・ラブ・ユー
93 蒲田行進曲
94 猿の惑星
95 花田少年史
96 ミス・ポター
97 森崎書店の日々
98 オールド・ルーキー
99 幸せのちから
100 映画けいおん!
どれも面白かった。こうしてタイトルを並べて見ても、どんな気持で見ていたのか、はっきりと思い出せる。
全てについて、一言ずつくらいコメントを書きたいくらいだけど、長くなるし、見づらくなりそうなのでやめておく。
強いて、この中から、特にこれはというのをいくつか選べと言われれば、まず、西川美和監督の『ゆれる』。これははすごく面白かった。木村祐一演じる検事のキャラクターが印象的だった。『夢売るふたり』もぜひ見たいと思う。
あとは「エヴァ」の『破』。アニメーションの映像の力。エネルギー。すごいものがあった。終盤は自失状態で見入ってしまった。映画をみて、こんなに入り込んだのは久しぶりだった。『Q』もぜひ見たいと思う
『風と共に去りぬ』。これもすごく良かった。人の複雑な心の動きの描き方が見事。あと馬が演技上手かった。
以上がトップ3と言っていいだろう。
『神様のカルテ』『包帯クラブ』は僕の地元(群馬)の知っている場所が出てきて「あ、ここ!」と本編と関係ない部分で興奮していた。
山田洋次監督『おとうと』。鶴瓶さんが麦茶を飲むシーンで「喉の渇きを潤すには麦茶が一番やなあ」みたいなセリフがあった。「山田のヤロー、入れてきやがったな」と思った。
『壬生義士伝』と『カサブランカ』は以前に見たことがあった。痴呆が始まっているのか、しばらく見てから「あれ?これ見たことある」と気づいた。でもまあ、そんなだから、もう一回見ておいてよかった。
『けいおん』は最後の締めにしようと、はじめから決めていた。「けいおん」は僕の中でそれくらい特別なものになっている。見ていて、なんとも幸せな気分になるアニメである。そして、前にも書いたかもしれないが、同時に「こんな楽しい青春送れなかったなあ」と切なく、苦しい気持ちにもなる。実は、心の奥でこういうのに憧れていたんだなあと、気付かされる。周りに魅力的な仲間がいて、自分自身も魅力的だったら、どんなに楽しくて、素晴らしいだろう。そんなことを思わずにいられない。でも、魅力的な人間を思い描くことはできても、それになることなど、容易にはできない。それが、もどかしくて、悔しい。そんな複雑な感想を抱いた。やはり最後にはふさわしかったと思う。
歯医者、終わる
今日は勤労感謝の日らしい。
全く知らなかった。昨日の夜、ようやく気づいた。まあ、僕には何も関係ないことだとやり過ごすことにした。
この調子で、クリスマスも気づかずにやり過ごせればいいと思う。12月の間ずっと、ビッグバンの加速についてとか、ダークマターの正体など、宇宙のことを考えていたらいつの間にか年が明けていたというのが理想だ。
さて、先日、歯の治療がようやく終わった。口内各所に点在する、大小様々なむし歯を治した。
これでもう、「おい、そこのむし歯!」などと、嘲笑混じりに罵倒されずに済むのだ。大手を振って歩けるというものだ。
ちなみに大手を振って歩くというのは比喩で、僕は実際には、自信があっても、歩くときほとんど手を振らない。武術の達人みたいな人に憧れているからだ。武術の達人みたいな人は、あまり大きく手を振らないものだ。
歯医者に行くと、歯にも神経が通っていることがよく分かる。何か不愉快な機械で歯を削られると、不愉快な痛みを感じるからだ。こんな硬いものにまでちゃんと神経があるなんて、ありがた迷惑な話である。
そして、歯医者は不愉快な機械で歯を削るだけではなく、その痛いところに何か不愉快な機械でプシューって、不愉快な風をかけてくる。いたずらに神経を刺激されているようで、本当に不愉快。まさに鬼畜の所業だ。
まあでも、全体的には、早めの治療だったし、深いところの治療は麻酔もしたので、大きな痛みはなかった。痛かったのは、むしろ治療費による懐具合の方だ。保険が利いてもかなりの額。貯金がやや減った。
今回、ひと通り、むし歯がなくなって、体の悪い部分はほとんどなくなった。ほぼ完全な健康体といえる。
人間、五体のどこにも異常がない状態になるということは、めったに無いものだ。花粉症だったり、風邪気味だったり、治ったと思ったら今度は転んですりむいたり、やけどしたり、あるいは慢性的に肩こりがあったり、首が取れていたりするものだ。何か一つ持病をずっと抱えているという人も多い。そういう意味では健康ありがとうである。この健康を素直に喜ぼうと思うが、強いて言えば、何か失敗した時の言い訳がもうできなくなったのが不便だ。今まで使ってきた「むし歯があるから仕方ない」はもう通用しない。もう逃げ道はないから、正面から向かうしかないんだなあとしみじみ思う。
とりあえず健康とはいえ、基本的な体力がまだあまりないので、そこを強化していくことも、来年の課題となりそうだ。
今はとにかく、もう一生むし歯は作らないという決意を、この場を借りて示しておきたい。
ps. 久しぶりにブログ書いたな。ブランクがあるから、もう書けなくなってるんじゃないかとおもったけど、結構体(指)が動いた。楽しかった。
全く知らなかった。昨日の夜、ようやく気づいた。まあ、僕には何も関係ないことだとやり過ごすことにした。
この調子で、クリスマスも気づかずにやり過ごせればいいと思う。12月の間ずっと、ビッグバンの加速についてとか、ダークマターの正体など、宇宙のことを考えていたらいつの間にか年が明けていたというのが理想だ。
さて、先日、歯の治療がようやく終わった。口内各所に点在する、大小様々なむし歯を治した。
これでもう、「おい、そこのむし歯!」などと、嘲笑混じりに罵倒されずに済むのだ。大手を振って歩けるというものだ。
ちなみに大手を振って歩くというのは比喩で、僕は実際には、自信があっても、歩くときほとんど手を振らない。武術の達人みたいな人に憧れているからだ。武術の達人みたいな人は、あまり大きく手を振らないものだ。
歯医者に行くと、歯にも神経が通っていることがよく分かる。何か不愉快な機械で歯を削られると、不愉快な痛みを感じるからだ。こんな硬いものにまでちゃんと神経があるなんて、ありがた迷惑な話である。
そして、歯医者は不愉快な機械で歯を削るだけではなく、その痛いところに何か不愉快な機械でプシューって、不愉快な風をかけてくる。いたずらに神経を刺激されているようで、本当に不愉快。まさに鬼畜の所業だ。
まあでも、全体的には、早めの治療だったし、深いところの治療は麻酔もしたので、大きな痛みはなかった。痛かったのは、むしろ治療費による懐具合の方だ。保険が利いてもかなりの額。貯金がやや減った。
今回、ひと通り、むし歯がなくなって、体の悪い部分はほとんどなくなった。ほぼ完全な健康体といえる。
人間、五体のどこにも異常がない状態になるということは、めったに無いものだ。花粉症だったり、風邪気味だったり、治ったと思ったら今度は転んですりむいたり、やけどしたり、あるいは慢性的に肩こりがあったり、首が取れていたりするものだ。何か一つ持病をずっと抱えているという人も多い。そういう意味では健康ありがとうである。この健康を素直に喜ぼうと思うが、強いて言えば、何か失敗した時の言い訳がもうできなくなったのが不便だ。今まで使ってきた「むし歯があるから仕方ない」はもう通用しない。もう逃げ道はないから、正面から向かうしかないんだなあとしみじみ思う。
とりあえず健康とはいえ、基本的な体力がまだあまりないので、そこを強化していくことも、来年の課題となりそうだ。
今はとにかく、もう一生むし歯は作らないという決意を、この場を借りて示しておきたい。
ps. 久しぶりにブログ書いたな。ブランクがあるから、もう書けなくなってるんじゃないかとおもったけど、結構体(指)が動いた。楽しかった。
気づいたこと
最近、気づいたことがある。
五木ひろしは歌がうまい。
以上。
いやあ、いままで、五木さんって、森進一さんと並んで、どうしても、被モノマネ歌手のイメージが強いから、モノマネされるために歌手になった人なのかなと思っていたわけで。うまいんだろうなとは思っていたけど、実際の歌のうまさをそこまで意識したことがなかった。でも、ちゃんと聴いてみると、ああ、やっぱりうまいんだなあと。
今まで、僕にとって、歌というのは、高いキーが出るかどうかが重要なポイントだったのだけど、少しずつ音域が広がってきて、今度はいかに表現するかという点に意識が向き始めて、そんな時、五木ひろしを聴いたら、あ、うまいなってなった。
五木ひろしは歌がうまい。
以上。
いやあ、いままで、五木さんって、森進一さんと並んで、どうしても、被モノマネ歌手のイメージが強いから、モノマネされるために歌手になった人なのかなと思っていたわけで。うまいんだろうなとは思っていたけど、実際の歌のうまさをそこまで意識したことがなかった。でも、ちゃんと聴いてみると、ああ、やっぱりうまいんだなあと。
今まで、僕にとって、歌というのは、高いキーが出るかどうかが重要なポイントだったのだけど、少しずつ音域が広がってきて、今度はいかに表現するかという点に意識が向き始めて、そんな時、五木ひろしを聴いたら、あ、うまいなってなった。
同窓会だって
中学の同窓会のお知らせなるものが、いきなり届いた。往復はがきである。
「数日後、同窓会のお知らせをお届けします」というお知らせを前もって届けておいてくれれば、心の準備もできたのに、いきなりだから、結構焦る。
同窓会など、僕には関係ない話だと思っていた。それがあるのは、どこかの国の少数民族の話で、僕の生まれた地域にそういう風習はないものだと思っていた。
だが今回は、呼びたくなくても一応全員に声をかける決まりになっているらしく、僕のところにも来てしまった。
いままで一度も、同窓会のお知らせなど来なかったから、僕のことを忘れてくれたのだと思って、安心していたのに。 「天災は忘れた頃にやってくる」とはよく言ったものだ。
これを見た僕の第一声は「勘弁して下さい。どうか僕のことは、忘れてください。放っておいてください」だ。
中学時代なんて、僕にとってはトラウマだらけなのだ。碌に人と会話もしないまま卒業した学校だ。いまさら、行ったところで自分の居場所なんてあるわけがない。
そこに顔を出すなんて、まず無理だ。この気持ちは、ずっと登校拒否している生徒に近いのかもしれない。
もちろん行くつもりはない。成人式も行かなかったのだ。
そもそも、参加費の7000円。僕に払える余裕など、あるわけがない。そんな大金、どこを掘れば埋まっているのか皆目わからない。
同窓会の案内が来たくらいで、そんなに焦る必要もないのだが、いざ受け取ると、胸をかき乱されるものだ。
たとえば、幹事の女子の名前には括弧書きで、旧姓何々などと書かれている。何か苗字の変わるようなことがあったのだろう。そのことにも多少動揺してしまう。
彼女のことは覚えている。当時の僕は、そばにいる人が、みんな僕に対して腹を立てているに違いないという被害妄想の中にいた。だが、彼女は違った。彼女の隣の席になったときは、とても心が安らいだ。
彼女は、クラスの最下層の、誰にも相手にされず、馬鹿にされていたであろう僕に対してすら、とてもやさしかった。快く教科書を見せてくれたし、「隣や近くの席のひとと相談して、答えを発表しなさい」などという課題が出たときは、他の人のように僕を無視せず、笑顔で楽しそうに話を聞いてくれた。
彼女だけでなく、同級生の色々な人に、色々なことがあったんだろう。一応知っている人達の色々。それを思うと、精神が持たない。
時の流れの切なさが、ただただ、胸にしみる。
たかが、同窓会。たかが、はがき。
無視したいところだが、死亡説とか流れて、探されても迷惑だから、一応返事は出そう。
「欠席」に丸をつける。
住所や電話番号を書く欄には何も書かない。なにしろ放っておいて欲しいのだから。
その他に、何か言葉を添えた方がいいのだろうか。近況を書くとか。
「EXILEのメンバーをやっています」
いや、これだと、放っておいてもらえなくなってしまう。
結局「虫の息ですが、生きています」と添えて出しておいた。
「数日後、同窓会のお知らせをお届けします」というお知らせを前もって届けておいてくれれば、心の準備もできたのに、いきなりだから、結構焦る。
同窓会など、僕には関係ない話だと思っていた。それがあるのは、どこかの国の少数民族の話で、僕の生まれた地域にそういう風習はないものだと思っていた。
だが今回は、呼びたくなくても一応全員に声をかける決まりになっているらしく、僕のところにも来てしまった。
いままで一度も、同窓会のお知らせなど来なかったから、僕のことを忘れてくれたのだと思って、安心していたのに。 「天災は忘れた頃にやってくる」とはよく言ったものだ。
これを見た僕の第一声は「勘弁して下さい。どうか僕のことは、忘れてください。放っておいてください」だ。
中学時代なんて、僕にとってはトラウマだらけなのだ。碌に人と会話もしないまま卒業した学校だ。いまさら、行ったところで自分の居場所なんてあるわけがない。
そこに顔を出すなんて、まず無理だ。この気持ちは、ずっと登校拒否している生徒に近いのかもしれない。
もちろん行くつもりはない。成人式も行かなかったのだ。
そもそも、参加費の7000円。僕に払える余裕など、あるわけがない。そんな大金、どこを掘れば埋まっているのか皆目わからない。
同窓会の案内が来たくらいで、そんなに焦る必要もないのだが、いざ受け取ると、胸をかき乱されるものだ。
たとえば、幹事の女子の名前には括弧書きで、旧姓何々などと書かれている。何か苗字の変わるようなことがあったのだろう。そのことにも多少動揺してしまう。
彼女のことは覚えている。当時の僕は、そばにいる人が、みんな僕に対して腹を立てているに違いないという被害妄想の中にいた。だが、彼女は違った。彼女の隣の席になったときは、とても心が安らいだ。
彼女は、クラスの最下層の、誰にも相手にされず、馬鹿にされていたであろう僕に対してすら、とてもやさしかった。快く教科書を見せてくれたし、「隣や近くの席のひとと相談して、答えを発表しなさい」などという課題が出たときは、他の人のように僕を無視せず、笑顔で楽しそうに話を聞いてくれた。
彼女だけでなく、同級生の色々な人に、色々なことがあったんだろう。一応知っている人達の色々。それを思うと、精神が持たない。
時の流れの切なさが、ただただ、胸にしみる。
たかが、同窓会。たかが、はがき。
無視したいところだが、死亡説とか流れて、探されても迷惑だから、一応返事は出そう。
「欠席」に丸をつける。
住所や電話番号を書く欄には何も書かない。なにしろ放っておいて欲しいのだから。
その他に、何か言葉を添えた方がいいのだろうか。近況を書くとか。
「EXILEのメンバーをやっています」
いや、これだと、放っておいてもらえなくなってしまう。
結局「虫の息ですが、生きています」と添えて出しておいた。
続、背中が痛い
そんなわけで、背中に痛みを抱えながら一日を過ごした。
あとで読もうと積んであった本の山の中から、綿矢りさの『蹴りたい背中』が目に入る。
恐ろしいタイトルである。こんな背中が痛いときに、背中を蹴られてはたまらない。
だが、逆にどんな背中が「蹴りたい背中」なのか知っておけば、背中を蹴られなくても済むかもしれない。そういう意味では『蹴りたい背中』は実用書のコーナーにおいた方がいい本といえる。
早速読み始めたが、途中で眠くなり、そのまま寝てしまった。起きてこれを書き始めた。背中の痛みはまだ続いているが、少し落ち着いてきた気もする。
背中全体が痛いような気がしていたが、落ち着いてきた今、冷静に向き合うと、右側が特に痛い事がわかる。軽い肉離れとかそんな感じなのかな? それと、大きく息を吸い込むと痛いというのもある。
うつ伏せに寝ていれば楽なので、もしこのまま痛みが消えなかったら、うつ伏せに寝たままでも出来る仕事を探そうかと思ったが、そんな仕事はまず無さそうだ。思いつくのはスケルトンの選手だが、とても食べていけるとは思えない。うつ伏せに寝ているだけでいいという点は条件に合うのだけど、プロスケルトンというのは聞いたことがない。そんなうまい話はないということだろうか。
まあ、徐々に良くなって来ているので、心配いらないだろう。明日には痛みもなくなるんじゃないかな。
あとで読もうと積んであった本の山の中から、綿矢りさの『蹴りたい背中』が目に入る。
恐ろしいタイトルである。こんな背中が痛いときに、背中を蹴られてはたまらない。
だが、逆にどんな背中が「蹴りたい背中」なのか知っておけば、背中を蹴られなくても済むかもしれない。そういう意味では『蹴りたい背中』は実用書のコーナーにおいた方がいい本といえる。
早速読み始めたが、途中で眠くなり、そのまま寝てしまった。起きてこれを書き始めた。背中の痛みはまだ続いているが、少し落ち着いてきた気もする。
背中全体が痛いような気がしていたが、落ち着いてきた今、冷静に向き合うと、右側が特に痛い事がわかる。軽い肉離れとかそんな感じなのかな? それと、大きく息を吸い込むと痛いというのもある。
うつ伏せに寝ていれば楽なので、もしこのまま痛みが消えなかったら、うつ伏せに寝たままでも出来る仕事を探そうかと思ったが、そんな仕事はまず無さそうだ。思いつくのはスケルトンの選手だが、とても食べていけるとは思えない。うつ伏せに寝ているだけでいいという点は条件に合うのだけど、プロスケルトンというのは聞いたことがない。そんなうまい話はないということだろうか。
まあ、徐々に良くなって来ているので、心配いらないだろう。明日には痛みもなくなるんじゃないかな。
背中が痛い
ああああ、背中が痛い。
原因不明の背中の痛みに襲われている。一人暮らしゆえ、近くに痛みを訴える人もおらず、こうして書き記す次第である。将来読みなおした時「そんな日もあったね」なんて笑い飛ばせる日が来ると信じて。
どのくらい痛いかというと、人の背筋運動を見るのが好きで、「背筋運動を50回やってみせてくれたら、一万円あげるよ」と言いながら全国をまわっている金持ちの夫婦が、いま目の前に現れても、泣く泣くあきらめなければならないくらいの痛みだ。 「なぜ今日なの!?」と唇を噛むことだろう。 「ごめんなさい。できません」と断ると残念そうな顔でその夫婦は去っていくけれど、残念なのはこちらである。
昨日から、少し痛かったけど、今日さらに痛くなっている。いったい、僕の背中に何が起きているのか。
原因を探っていくうち、バスケットボールを追いかけて、折りたたみ机の置いてある席に突っ込んだ時のことを思い出した。いや、これはどうも他人の記憶と混同している可能性が高い。ここ最近バスケットボールはやっていないから。
原因がわからないので、なにか悪い病気だったらどうしよう、これからもっと痛くなったらどうしようと心配してしまう。
うつ伏せに寝ていれば、とりあえずは楽だが、ずっとうつ伏せに寝ているわけにもいかないし。早く治ってくれればいいのだが・・・・・・。
原因不明の背中の痛みに襲われている。一人暮らしゆえ、近くに痛みを訴える人もおらず、こうして書き記す次第である。将来読みなおした時「そんな日もあったね」なんて笑い飛ばせる日が来ると信じて。
どのくらい痛いかというと、人の背筋運動を見るのが好きで、「背筋運動を50回やってみせてくれたら、一万円あげるよ」と言いながら全国をまわっている金持ちの夫婦が、いま目の前に現れても、泣く泣くあきらめなければならないくらいの痛みだ。 「なぜ今日なの!?」と唇を噛むことだろう。 「ごめんなさい。できません」と断ると残念そうな顔でその夫婦は去っていくけれど、残念なのはこちらである。
昨日から、少し痛かったけど、今日さらに痛くなっている。いったい、僕の背中に何が起きているのか。
原因を探っていくうち、バスケットボールを追いかけて、折りたたみ机の置いてある席に突っ込んだ時のことを思い出した。いや、これはどうも他人の記憶と混同している可能性が高い。ここ最近バスケットボールはやっていないから。
原因がわからないので、なにか悪い病気だったらどうしよう、これからもっと痛くなったらどうしようと心配してしまう。
うつ伏せに寝ていれば、とりあえずは楽だが、ずっとうつ伏せに寝ているわけにもいかないし。早く治ってくれればいいのだが・・・・・・。
未来を掘るモグラ
モグラは穴を掘って、進んでいた。
未来の方に向かって。
もう、どれだけ堀っただろう。
いつまで掘っても、土ばかりで、何も変わらない風景が続く。
「もう、疲れた。掘るのをやめよう」
正面の土の壁を背にして、寄りかかってみると、今まで自分が掘ってきた、土のトンネルがそこに、たしかにあった。
自分以外だれも通っていない、自分だけの道だった。
「よく、ここまで掘ったなあ、でも、何のために掘っていたんだっけ?」
自分の道のずっと奥に、想いを巡らせる。
はじめは、掘ることしかできなかったから、掘り始めた。そのころは、うまく掘れなくて、すぐに手を痛めていた。
だんだん、掘るのがうまくなってきて、手を動かして掘ることが、足を動かして進むことが、楽しくなってきたから掘り進んだ。
そのうちに、何があるのかわからないけど、このままいけば、この先に何かステキなものが待っているような気がして掘り進んだ。
「そうだった。でも今はもう」
今はもう、掘るのも楽しくないし、ステキな何かが待っているような気もしなくなっていた。
変わってしまったんだなあ。あのころとは。なにもかも。
なにもかも?
背にしていた土の壁に向き直った。
掘りはじめたころより、大きく、強くなった手で、その土をえぐってみる。
あっさりと、土は足元に落ちた。
「いや、この先に何があるのかわからないのは変わってない」
モグラは再び、穴を掘って、進んだ。
「あ、そういえば、掘ることしかできないのも変わってないや」
未来の方に向かって。
未来の方に向かって。
もう、どれだけ堀っただろう。
いつまで掘っても、土ばかりで、何も変わらない風景が続く。
「もう、疲れた。掘るのをやめよう」
正面の土の壁を背にして、寄りかかってみると、今まで自分が掘ってきた、土のトンネルがそこに、たしかにあった。
自分以外だれも通っていない、自分だけの道だった。
「よく、ここまで掘ったなあ、でも、何のために掘っていたんだっけ?」
自分の道のずっと奥に、想いを巡らせる。
はじめは、掘ることしかできなかったから、掘り始めた。そのころは、うまく掘れなくて、すぐに手を痛めていた。
だんだん、掘るのがうまくなってきて、手を動かして掘ることが、足を動かして進むことが、楽しくなってきたから掘り進んだ。
そのうちに、何があるのかわからないけど、このままいけば、この先に何かステキなものが待っているような気がして掘り進んだ。
「そうだった。でも今はもう」
今はもう、掘るのも楽しくないし、ステキな何かが待っているような気もしなくなっていた。
変わってしまったんだなあ。あのころとは。なにもかも。
なにもかも?
背にしていた土の壁に向き直った。
掘りはじめたころより、大きく、強くなった手で、その土をえぐってみる。
あっさりと、土は足元に落ちた。
「いや、この先に何があるのかわからないのは変わってない」
モグラは再び、穴を掘って、進んだ。
「あ、そういえば、掘ることしかできないのも変わってないや」
未来の方に向かって。
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