内容はともかく、創作がごく自然にできていた。
創作に苦しむようになった今から思うと、あれは一体なんだったのだろう。
子供の頃の方が今よりも創作能力において優れていたわけではないはずである。知識も発想力も今の方が上だ。
となると、能力が衰えたわけではなく、気ままに好き勝手にという、それこそ子供の心が無くなったのだ。
作ることへの抵抗が強まった。つまり、自分に求める作品のレベルが上がった、ハードルが高くなったということだろう。
昔の僕は、思いつくままに、とにかくなんでもすぐに取りかかった。その結果、すぐ飽きて投げ出すことも多かった。いや、ほとんどすぐに投げ出していた。その中で、まれに完成まで続くものもあった。
マンガの本を何冊も作ったけど、それは飽き性の僕がたまたま続けられただけのこと。マンガの本を作ろうという強い決意が始めにあったわけではない。
やりたいことをやっていただけ。何も考えていなかったけど、楽しかった。
その原点に帰ってみたい。
無計画にどんどん取りかかってみる。
思いついたことはすぐにやってみる。
内なる批判者を黙らせて。
ひょっとしたらそのやり方が僕には合っているのではないか。
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